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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『出逢いと誘拐』
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ん?」
「はじめまして」
二人の少女が俺に挨拶をかえす。
その二人はというと、
一人はツンデレに定評のあるくぎゅ〜ボイスなどこか勝ち気な印象を与える少女と、
もう一人は紫の髪の大和撫子という言葉の似合う大人しそうな少女だった。
「はじめまして 黒帝 零 です」
「私の名前は アリサ・バニングスよ!」
「私の名前は 月村 すずかです」
二人がそれぞれ自己紹介をする。
「よろしくね」
俺はそんな二人にニッコリと笑顔でこたえる。
何故か顔を赤らめる三人。
何故に?(無自覚&天然)
「む〜(少しうらやましいの)」
餌を溜め込んだハムスターのように頬をぷくりと膨らませるなのは。
「てりゃ」
俺はそんななのはの頬を軽くつついて萎ませる。
「ふに〜」
顔を赤らめながらも何故か若干嬉しそうななのは。
「あぁ 忘れていた なのは ちょっと来てくれるかい?」
そんな姿をよそに俺はなのはを呼び寄せる。
「なぁに?」
トコトコとかわいい足音をたてながらなのはが俺に近付く。
「こんなの作ったんだけどいらないかい?」
俺はなのはに綺麗な紅い石のはまった長方形の板を渡す。
「わぁ〜 きれ〜」
護符に付いている紅い宝石に目が釘付けになるなのは。
「なのはちゃん いいな〜」
「なによそれ?」
二人もやはり女の子であるためになのはに渡した物に興味を示す。
「お守りみたいなものさ 趣味でね たまにこういうのを作るんだ」
「ありがとうなの!」
俺の腕に抱きついてお礼を言うなのは。
「素敵なご趣味ですね」
「なのはばっかりずるいわね」
「なら いつか君達にも作ってあげようか?」
立場的に持っといた方がいいだろうしね。
「いいんですか!?」
目を輝かせながらたずねるすずか。
「お安いご用さ」
「どうしてもっていうならもらってあげるわよ」
おぉう ナイスツンデレ。
「ありかとう」
「べ 別にあんたのためじゃなくて!し しかたなく そうよ しかたないからもらってあげるんだからね!!」
これぐらいのツンデレならまだ可愛いものだな。
「そうか」
「だ だから勘違いなんかしないでよね!」
「了解 そういえば少し喉がかわいたね 自販機で何か買ってくるけど何がいい?」
「私は紅茶!」
「なのはとすずかちゃんは?」
「わ 私も紅茶でお願いします」
「私もなの」
皆紅茶好きだね〜、
俺緑茶派だけど……。
「はいはい」
俺は三人から離れ少し離れた自販機へと行き飲み物を買う。
「さて 戻りま
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