暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第32話『雷と風』
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空状態を作り出す。
「凪絶つ風・斬ノ型!」
龍道はエクシードデバイスを振るい、風の刃を雅に放つが、
「雷!風!堂!々!」
雅は右手を使って縦一文字に風の刃と龍道のエクシードデバイスを砕く。
「何!?」
「ハアッ!」
そして、スナップを効かせながら左手の拳を龍道の心臓目掛けて放ち、それが龍道に直撃し、龍道は倒れる。
「父上!」
雅は倒れた龍道を抱える。
「雷風堂々…雅の風と、嬢ちゃんの雷。自分だけじゃなく、大切な何かと共に進む。それが、雅の答えか。確かに、雅らしさが出ている。いいだろう。凪風流の正式な17代目当主として、雅を認めよう。」
「父上、ありがとうございます。」
「よかった。これで、俺の二つ目の願いも、無事に叶った…」
「それが、父上の二つ目の願い…」
「ああ、俺はメデューサと契約する時、後継者がしっかり決まる前に死んだ時に蘇ること、それから、時期当主をしっかり決めることを願った。自分で子供を作っておきながら、どっちにするかきめられなくて、悪魔の力を頼って、結局俺も、まだまだ半人前だったってことだな…だから雅が、チームディロードなんて作って、それこそこの世界と融合していない世界を含めれば50を超える世界を救ったこと、世界を救うために一人汚れ役を買って出たこと、すごく立派だと思えた。戦わなくていいって言ったのは、俺の本心でもあった。だけど、これだけしっかりしているなら、俺も安心だ。さすがは、次元保護国の象徴なだけある。俺も、父親として嬉しいよ。」
「父上…」
「だけどな雅、俺には流夜だって大切な息子だ。確かに、凪風から離れてもらったが、俺のことを親父って気軽に呼んでくれていたことは、父親として嬉しかった。俺は、本当は雅にも、そう呼んでもらいたかった。まあ、雅にそれが出来ないことは解っている。っと、そろそろ、限界か。」
龍道の身体が光の粒子に変わろうとしている。
「父上!?」
「願いが叶ったんだ。今度は、代償を支払う番だ。フェイトさん、うちの息子を、頼みます。こいつは誰かを救うためなら、自分の命に価値を見出せなくなることがある。フェイトさんが、雅を大切にしてやってほしい。」
龍道はフェイトに向かって言う。
「…はい、わかりました。」
「それじゃあ、これでドラゴンロードは壊滅だ…」
龍道はそう言い、消滅する。
「父上ぇぇぇ!」
雅は嘆く。すると、
「…ここは?」
一つの人影が、雅達の前に現れる。
「そんな!?」
フェイトは驚く。
「やはり、生き返っていたのか…」
雅はその人影、凪風流夜に向かって言う。
「…俺は、誰?あなたは、どうして俺のことを?」
流夜はたどたどしく言う。
「もしかして、記憶を失っているのか?」
雅は近づきながら言う。
「…っ!」
流夜は近づく雅を見て頭を抱える。
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