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アルゼンチン帝国召喚
第十六話「列強の落日4」
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りはこれで全員か?」
「はっ!他は抵抗が激しかったため残らず始末しました」

そこへ鎧の敵とは違う者がやって来る。見慣れない服を着た長身の男と子供の様な体躯の男だった。子供の方に長身の男が敬意を払っている事から上官と思われる。子供の様な男はその姿からは想像も出来ない蔑みの視線をリムリアたちに向ける。

「数は……百はいるな。まぁ十分だな。全員拘束してロードスフィアに送るように」
「……お前は、お前らは一体……」

リムリアは最後の気力を振り絞り声をかける。子供は一気に眉を潜めるが直ぐに侮蔑の笑みを浮かべてリムリアの頭を掴み地面へとめり込ませる。ノーモーションで行われたその光景に生き残った光翼人たちが悲鳴を上げる。子供は力を緩めずに呟く。

「本来なら貴様等の様な蛮族に名乗る必要などないが特別に押してやるよ。俺は神聖グランフィア帝国皇帝ダングレイル・レウル・ブレギルスだこれから我々の奴隷として十分に頑張ってくれよ?」

子供、皇帝ダングレイル・レウル・ブレギルスは口角を上げそう言うのであった。

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