暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第31話『恐るべきマスター・ドラゴンロードの正体』
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ルは次元のオーロラをくぐり抜け、仮面ライダービルドの世界に帰ってしまう。
「ドラゴンロードを、もっと単純に…」
雅は変身を解除し、考える。そして、
「まさか、ドラゴンロードって!?」
雅は何かに勘付き、走り出す。
「雅の奴、ようやく解ったみたいだな。」
マスター・ドラゴンロードは走り出す雅をモニター越しに観る。
「そろそろここにたどり着くか。」
マスター・ドラゴンロードは雅の動向を確認している。すると、その扉が開く。
「見つけた。」
開いた扉から雅が入ってくる。
「雅!」
フェイトは言う。
「よくぞ、ここまでたどり着いたな。」
マスター・ドラゴンロードは雅に言う。
「何故…どうしたあなたがここに…いや、何故あなたがドラゴンロードを率いているのですか。凪風流先代当主、凪風龍道!だってあなたは、今から7年前に!」
「7年前のあの新月の日、まさかお前と流夜だけが、あの契約をしていたと思うか?」
「まさか!」
「そうだ。あの日俺は、メデューサという悪魔を契約した。雅、お前は凪風流の人間としてはあまりにも心が弱い。だから俺は、この手で凪風流を存続させるために蘇った。誤算があったとしたら、あの日の惨劇を引き起こしたのが、流夜だったことだ…」
龍道はエクシードデバイスを起動させて薙刀を一振り出現させる。
「雅、俺が蘇ったからには、お前は今日限りで凪風流の当主の座から降りてもらう。ついでに、この嬢ちゃんも俺がもらう。」
「父上…」
「もし嫌なら、力づくで取り戻してみせろ!」
龍道はエクシードデバイスを振るう。
「父上!何故父上がエクシードデバイスを!?」
「こいつは、俺が潜入させていた奴が持って帰ってきてくれたやつだ。名前はカタナというらしい。中々にいいだろう?凪風流槍術、奥義!牙突哮!」
龍道は風を引き裂くような突きを放つが、雅はバックステップで距離をとる。
「仕方がない。バルディッシュ・ブレイヴァー、セットアップ!」
雅はディロード ソニックブレイブに変身する。
「ちっ、それになられると次元干渉遮断システムも、AMFも約にたたなくなるんだよな。」
龍道はカタナを振るうが、ディロードは超高速で回避する。
「これで、どうだ!」
ディロードはロードスラスターで挟み込むように龍道を斬ろうとするが、龍道はディロードの腹部を蹴り飛ばし、ディロードは吹き飛ぶ。
「っぐ!」
「それはこっちの妨害を無視するし、動きは素早いが、攻撃の時は隙だらけだ。雅、それでも凪風流の当主か!そんなんだから、俺から当主失格だと言われたんだろう!凪風流剣術、奥義!殲甲!」
龍道に向かって突進するディロードに、龍道は居合の要領でカタナを振るい、ディロードを切り裂く。その一撃を受け、雅の変身は解除される。
「雅!」
フェイトは叫ぶ。
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