壱
1 笑顔と笑顔で物語は始まるのか?
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「にしても……」
俺は周りを見渡した。とにかく人が少ない。今回入学して来た1年生は38人。その内男子は俺を含めて11人。それと2年生にも転入して来た男子達がいて彼らもこの式に参加しているが、その数はタカユキも含めて17人…。
「これって経営とか大丈夫なのかよ……ッ?」
ふと、そんな事を考えていると花陽が俺のことを見ているのに気づいた。
「何だよ、花陽?」
「なんかタケシ君が、珍しく考え事してるなぁ…って思って…」
「珍しくは余計だ珍しくは」
「ご、ごめん……!」
花陽が申し訳無さそうに顔を下に向ける。側から見たらその様子は、俺が花陽を虐めてる様に見えるみたいだ。なんか周りからの目が怖い。特に2つ程の恐ろしい視線を感じるんだが……。
「い、いや、花陽!?俺怒ってないから顔上げ………」
俺はふと壇上の方に目をやった。そこには金髪の3年生が立っていた。どうやら生徒会長らしい。その生徒会長と目が合ってしまったのだ。
あ、これ完全に目付けられたな……。
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「ふふーん♪」
「どうしたのよお姉ちゃん?ニヤニヤして…」
「だってだって!今日から1年生が来るんだよ!てことは穂乃果に後輩ができるんだよ!そして明日には会えるんだよ!楽しみだなぁ〜♪」
私は高坂穂乃果!今、家の居間でゴロゴロしてるんだけど、物凄く幸せな気分なんだ!だって後輩ができるんだよ!「きゃー!高坂先輩かっこいいー!」とか、「高坂先輩頼りになるー!」とか言われるのかなぁ?楽しみだよー!
「……なんかお姉ちゃんが何考えてるか分かる気がする…」
「あ、そうだ!タカユキ君にも教えてあげよーっと」
穂乃果はタカユキ君にメッセージを送った。”穂乃果に後輩ができるよ!”ってね
「タカユキ君…って確かお姉ちゃんが水掛けた男の人のこと?本当に迷惑掛けるの好きだよね、お姉ちゃん」
「うん、そうだよ………って水掛けたことはちゃんと謝ったからいいじゃん!?」
「はいはい。で、お姉ちゃんはそのタカユキさんのこと好きなの?」
「え、ええっ!?」
妹の雪穂に言われて穂乃果は顔が真っ赤になってしまった。
「べ、別に!?私はそんなつもりは…それに……ッ」
穂乃果があたふたしていると、1通のメッセージが着た。タカユキ君からの返信だ。内容は“おめでとう!これから楽しもうね!”っだって!
「………うん!楽しもう!」
私はこれから始まる学校生活が楽しみで仕方がなかった。笑顔で始まる毎
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