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雲に隠れた月は朧げに聖なる光を放つ
第十一話 番人の特権と戦闘訓練
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の勝ちだったからさ」

「マジか……てか六割だと?最大値だよな?」

「そうだな。鍛錬次第ではもっと強くなりそうだ」

「おぉう。そいつは化物レベルだ」

「んで、こいつと約束したんだよ。卒業試験に合格したら旅に連れてくってさ」

「ああ‥‥‥それでこんなにはしゃいでるんか」

「ハジメは構わないか?」

「ああ。一般的に見たらとんでもなく強いってことだからなあ。異論はない」

「!?ハジメさん!!」

「最大の関門はユエだが‥‥‥コウが了承してるんなら大丈夫だろ」

すると、ユエ、聖、ミーナ、拓人、蜂起も戻ってきた。

「おう、お帰り」

「コウ‥‥‥」

トテテテテテテ‥‥‥ ポフッ

ユエが抱きついてきた。突然の甘えモードである。

「んで?ミーナはどんな感じよ」

「そうだね。魔法適正抜群だよ。ユエほどではないけど‥‥‥」

聖が答える。

「‥‥‥比較すると?」

「私の八割ぐらいかな」

「いや化物」

十二分に化物である。

「それと、魔法弾で攻撃するんじゃなくて魔法でなにかを召喚する戦い方の方があってるみたい。後は書換を使って自分と相手の位置を入れ替えるとか‥‥‥」

「めちゃめちゃ強いやん」

「ミーナちゃんも旅についてきたいみたいだけど‥‥‥」

「‥‥ユエは?」

「私は構わない‥‥‥」

「他のみんなも了承してるん?」

「してるよー」

「なら俺も構わない。それとシアもついてきたいみたいなんだけど‥‥」

「私は良いよ。ユエは‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥‥‥コウがいいなら」

「だってよ、シア」

「‥‥‥コウ争奪戦」

「('ω')ファッ」

「あはは‥‥コウ、頑張ってね」

「むう‥‥‥余裕‥‥‥」

「特別は私だもん。最愛は千秋ちゃんでしょ?」

「む‥‥‥」

「私も頑張りますよぉ」

「え?お前も?」

‥‥‥なんというか、前途多難な旅になりそうである。
そう、予感するのだった‥‥。



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