第五話 最愛との再会
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せる。
「とりあえず先に進も?ここ、クリアするんでしょ?」
「お、おう‥‥そうだな」
俺たちは聖に引っ張られるようにして、先を急ぐのだった‥‥‥。
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階層はどんどん下がっていく。俺たちはこの間に、様々な魔物を撃退しては喰らう生活をしていた。ちなみに聖は、イメチェンしたいからということで胃酸強化をつけずに魔物を食べた。当然痛みが襲う‥‥‥はずだったのだが、何故か聖は問題がなかった。そう、見落としていたが、聖には毒無効という技能がついていたのだ。
‥‥まあ痛みはなくても、髪の色は抜け落ちてしまったが。しかしそれを狙っていたらしい。聖は髪の毛以外の外見の変化がなく、見た目は雪のような髪をした女の子だ。これまでの色気に加えて神秘性も上昇したのは言うまでもない。
なんだかんだありながら、俺たちは五十階層まで下りてきた。これまでとは違う不気味さ漂う空間だ。しかし俺は気にせず目の前に現れた扉を開けようとした。すると次の瞬間‥‥
バチバチ!!
「ん?」
俺はタイフーンで電撃を回収しながら今起こったことを少し考える。と、その時。
――オォォオオオオオオ!!
突然、野太い雄叫びが部屋全体に響き渡ったのだ。
俺は変身し、ツェリスカを構える。ハジメもドンナーを抜いた。
目の前に現れたのは、サイクロプスだ。壁と同化してたみたいだ。おそらく侵入者迎撃用だろう。手にはどこから出したのか四メートルはありそうな大剣を持っている。
‥‥まあ、振り回させるつもりはないが。
「時止!」
時間を止める。そしてツェリスカをピタリとサイクロプスの目に合わせた。
ドガアン!
まずは一発。銃弾はサイクロプスの目の前で静止している。
「もう一発」
ドガアン!
もう一体のサイクロプスにも発砲。目の前で銃弾を止めた。
「よし‥‥解除」
再び時は動き出す‥‥と、同時にサイクロプスが脳みそを撒き散らして後ろに倒れた。ついでとばかりに扉も貫通している。やはり恐ろしい威力だ。
「おいおい‥‥やっぱり時止はチートだな」
ハジメが呆れた顔をする。俺は軽く受け流し、扉を蹴倒した。
「あ、拓人。サイクロプスの肉を取っといてくんね?」
「あいよ」
拓人にサイクロプスの肉を取ってもらい、生のままだが食う。すると、サイクロプスだったからか筋肉がより一層発達した。
「とりあえずステータスっと‥‥」
俺はステータスプレートを取り出した。
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緋鷹幸 15歳 男 レベル:8
天職:時の番人
筋力:1850
体力:1000
耐
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