5話
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言えてる」
俺とヴェル兄は互いに苦笑じみた笑いを飛ばした。
飛行船が移動してる最中、魔石のことを評価してくれる人が知らないうちにいて、
「――ふむ。そうだねぇ・・・これだけ大きい魔石となるとかなりの価値になるよ」
呟いてるとブランタークさんはその人の名前を言う。
「アルテリオ。やはり、これが欲しいのか?」
この人はアルテリオさん。何でも、大商人で、ブランタークさんの知己らしい。
「私なら白金貨1200枚からスタートだな!」
「「「「「「「「そんなに!?」」」」」」」」
は、白金貨1200枚って日本円で言うところの1200億円!?
なんていう価格だ。
「やっぱり、そうか」
ブランタークさん。なに、ケロッとしてるんですか!?
1200億円ですよ。そんな大金、持ったときのことを想像して、背筋が凍ります。前世でもそれだけの金を持ったことがありません!!
「大体、この魔導飛行船は前に7000年の寿命を誇ったシナプス火山を住処とした老火竜の魔石を材料に作られている。大きさはこれの4分の1だったが、ロストテクノロジーである魔導飛行船を動かせるかどうかの瀬戸際だ。魔石はオークションにかけられ、王国の依頼を受けた政商が競り落としたのさ。その金額は、白金貨275枚だった」
白金貨275枚・・・日本円で言うところの275億円・・・ひぇえええええ――――ッ!?
あと、老火竜を討伐したのがブランタークさんとアルテリオさんとは驚いた。
ん? 待てよ、つまり、俺とヴェル兄は古代竜クラスの骨竜を討伐したことになるな。
だけど、ブランタークさんとアルテリオさんの話を聞くかぎり、オークションは行われないと言っていたな。
まさか!?
俺はブランタークさんとアルテリオさんのところに駆け寄り、答え合わせのために質問する。
「ブランタークさん」(-。-) ボソッ
「どうした、坊主?」(-。-) ボソッ
「これって、もしかして・・・国賓級ですか?」(-。-) ボソッ
ボソボソとだが、俺は2人が言ってる応えを言った。言ったら、アルテリオさんはアハハハッと苦笑を漏らした。これで応えになった。
俺はハアと息を吐き、頭を悩ませる。
(此奴は俺がしっかりしないといけないな)
という結論に至った。俺の心情を察してくれたのかアルテリオさんは苦笑いを浮かべていた。
それから、俺たちは殿様待遇で1日半過ごした。
王都に着いたら、ブランタークさんはキョロキョロと辺りを見渡してから
「じゃっ、俺はこれで。急ぎの用があるので」
先に船着場から出て行ってしまう。俺から視ても――
(逃げ
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