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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
073話 記憶巡り編 学園祭後のお茶会
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かで遭遇するだろうしね」
「姉さん……そうだな」

それでこれからどうしようという感じになったが、今度は綾瀬がある事を聞いてきた。

「士郎さん……。一つ、よろしいでしょうか?」
「どうした綾瀬?」
「いえ、私のただの憶測でしかないのですが、士郎さんとイリヤさんはもしかして……この世界の住人ではないのではないですか? たとえば荒唐無稽な話ですが、異世界からやってきたとか……未来人の超さんという例がある以上はあり得るかもしれない可能性です」
「それを、どこで気づいたんだい……?」

俺はなるべく優しく問いかける。
それに対して綾瀬は少し怯えながらも、

「士郎さんとイリヤさんはこの世界にはない術を使います。私のアーティファクトで調べましたが、どこにも載っていなかったのでもしかしたらと思いまして……」
「そうか……。わかった。それも含めて記憶を見せよう。しかし、見せる前に言っておく。ネギ君の過去が生ぬるいとは言わない……しかし、それでもネギ君以上にひどいものを見せると思う。そこだけは覚悟しておいてくれ。他のみんなもそこはいいか……?」

それで黙って事の成り行きを聞いていた一同はというと、

「わ、私は遠慮したいかなと……」
「いいじゃん、千雨ちゃん! この今の士郎さんがどうやって構成されてきたのか知りたいじゃん!?」
「眼鏡の姉ちゃんの言う通りやで! 士郎の兄ちゃんの強さの秘訣が知れるんやったらどんなものかて知りたいで!」

長谷川は遠慮がちに、しかし興味丸出しの早乙女と小太郎に無理やり参加させられそうであった。
他のものも、

宮崎は「し、知りたいかもー……」と言っていて綾瀬と頷いているし、朝倉も「まぁ、知りたいかな」と、相坂も『士郎先生の使い魔として知っておきたいです!』と、楓は「んーーー……」と涼しげに、だが細めた目で見せろと訴えてきていて、古菲も「小太郎と同じく士郎老師の強さの秘訣を知りたいアル」と言っていた。

アスナはアスナでこのかと刹那に「このかに刹那さん……そこまでのものを見たの…?」と聞いていて、二人はやはり無言で頷いていて「ネギだけに辛いものを見せられない…」という感じで覚悟を決めたようである。





「最後に言っておくが、まだ引き返せるぞ? 毒のようなものを浴びる覚悟はないものは今のうちに辞退をしておけ」

そう問いかけるが、長谷川以外はもう見る気満々で、その長谷川も興味はあるらしくもう辞退はしないようであった。

「いいんだな……?」
「シロウ、もういいんじゃない?」
「そうだな。言峰の件に関してももう手放しにしておけねーからな」
「でしたら、私のアーティファクトで過去を閲覧しますか? 魔法の様に意識だけ過去に飛ばすことができますし、それにちょうど私も見
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