073話 記憶巡り編 学園祭後のお茶会
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! 学園祭でいろんなことがあって忘れていたけど、このかったらいつの間にあんなに魔法の腕を付けていたのよ!? 下手したらネギにも迫るものなんじゃないの!!」
「なんだ? 木乃香、教えてしまったのか……?」
「あはは……ごめんなぁ、エヴァちゃん。超やんに未来に飛ばされて、そこで未来のイリヤさんに付けた力をもう隠さないでいいと言われてもうて……」
このかはそう言いながらも腰に刺しているアゾット剣を撫でていた。
「そうだ……。俺も聞きたかったんだ。姉さんもだが、どうして俺に未来の俺が死んでしまっていたことを隠していたんだ?」
「お前さんならそれを知ったら絶対に無理しただろ?」
「それは……否定できない」
ランサーにそう言われて反論できない自分がいた。
だが、まだ疑問があった。
「しかし……では誰が俺を殺したんだ? 超は被害を出さないようにしていたと思うんだが……」
そう聞くと一気にエヴァとクウネルに相坂と小太郎以外の全員の表情が胸糞悪いと言ったような表情になっていた。
何事だ…?
「シロウ、落ち着いて聞いてね?」
「ああ。お前さんにとっては無視できない案件だ」
「姉さんにランサー。それは……?」
それで姉さんから告げられた言葉に俺はまたしても血液が沸騰するような感覚を味わった。
―――――言峰綺礼がまだ生きている。
「はっ……? 言峰が、生きているだと……?」
「ええ。それでコノカ達に聞いたんだけど未来の私に憑依して一時的に精神を操って令呪でランサーにシロウを殺すように命令したらしいのよ…」
「なっ!?」
またしても驚愕な内容を知らされて俺は冷や水を浴びせられたかのようなショックを受けた。
それでは、未来の姉さんは……。
ランサーも俺の表情を見たのか、
「だろう? やっぱどうにかしようって考えちまったろ?」
「…………」
図星だったために無言になるしかなかった。
「まぁ、そんで未来の情報を頼りになんとか言峰の野郎を倒したまではいいんだがな……あいつはある意味ゴキブリだな。あの夜も含めて分身体だったらしくてな……今はもうこの土地にはいないみたいだが、どこかで生きているみたいなんだよ」
「そうか……」
だとすると、姉さんとランサーは俺が超達ロボ軍団と戦っている間に言峰と戦っていたわけか。
あのコートもそういう事だったんだな。
「あのー……士郎さん。改めて聞きたいんですけど、言峰って人はどんな人なんですか……?」
朝倉の質問に、悩んだ。
あいつをどういう風に伝えればいいのかと……。
「シロウ。やっぱり記憶を見せてコトミネの危険性を教えてあげた方がいいんじゃない? 何も知らないほうよりはいいと思うわ。これからもどこ
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