2話
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スター家の九男・・・」
「ああ、そうだよ。今はシェルマイスの姓に変えたけどね」
艶のある黒髪に鈍い紅眼で、サーコートとベレー帽が特徴でルビアよりもスタイルの良い美少女がレオノーラ・フォン・ランカスター。騎士爵家であるランカスター家の次女で魔力持ちの剣士である。(なお、これはヘルトの調べた結果である)
「その・・・ありがとう」
照れながらお礼を言った。
(ツンデレ系か?)
ヘルトはレオノーラをそんな風に思った。
「ありがとね、ヘルトくん」
「いきなり、名前呼びか!?」
「あれ、悪かったかな」
「いや、別に構わないよ」
次にお礼を言ってきたのは腰まである長い銀髪に銀眼で拳闘士っぽい服装をしてる美少女がシャオ・フォン・フー。彼女も騎士爵家のフー家の次女で『魔闘流』の特待生らしい。何でも、魔力持ちで超近接戦闘を好むという話だ。
(そういえば、シャオもレオノーラと同じ理由で冒険者を目指してるんだったな)
とヘルトは思い出す。そこにルビアが
「そろそろ、街に戻りましょう」
「そうだな。換金所が閉まるからな」
といった感じでヘルトたちはブライヒブルグへ戻り、換金所で獲物を換金してもらって、銀貨18枚も手に入った。
ヘルトは18枚の銀貨を視て思ったことは
(一人頭9枚か)
「銀9なんてアルバイトじゃないわね。わざわざ遠いところに行った甲斐があったな」
ルビアは銀貨を見て、普通じゃないことを口にする。
その後、レオノーラやシャオと交えて、夕食を共にした。
内容は豪勢な料理ばかりである。
「それにしても、高いメニューばかりね」
「いいじゃん。これぐらいはさ」
ルビアは料理を視て、豪勢なところに気を配り、レオノーラは
「私たちまで悪いわね」
お礼に近いことを言うも、ヘルトは
「良いよ、代わりに全部、狼の毛皮を貰ったんだ。遠慮しなくていい」
返礼を言って、そのまま、夕食を口にし始める。
見た目は女の子同士のトークに見えるのはご愛嬌ということで――。
夕食を食べながら、レオノーラは
「それにしても、魔法って凄いね」
「私も至近距離で視たのはヘルトくんとルビアのが初めて」
魔法のことをかねがね口にしてるとルビアは
「そうよね。魔法って反則に近いものね」
「1つ聞くけど、2人はどうやって魔法を使えようになったの?」
「まさか、独学とか・・・」
レオノーラとシャオからの質問にヘルトとルビアは
「私は独学ね」
「――っていうか、そんなに気になるのか?」
「気になるよ! だって、魔法の特待生って
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