2話
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ヘルトの『ブースト』のおかげよ。私、炎系統の魔法は得意だけど、他の魔法は人並みなのよ」
「いやいや、人並みに扱えるだけマシだよ。俺なんて、師匠が鬼だったから全属性の魔法を習得したんだよ」
「良いわね。私も誰かに魔法を教わりたかった」
「まあ、基本は独学だからな・・・ッと、さっさと仕舞おうか」
「そうね」
ヘルトは魔法袋に猪を吸い込ませていく。
吸い込んだら、
「それじゃあ、この調子で狩っていこうか」
「そうね」
今度はルビアが『探知魔法』を使用し、周囲を調べる。
「見たところ、この辺り一帯は小動物が結構いるわね」
「どうやら、狩りのポイントは当たりのようだな。それじゃあ、行こうか」
といった感じでヘルトとルビアは狩りを再開した。
――2時間後
この2時間での収穫物を確認しあう。
「ウサギが10羽に、ホロホロ鳥が4羽か・・・結構狩れたな」
「これだけ狩れたら、夕飯も豪勢ね」
「そうだな・・・――ん?」
「どうかしたの・・・ッ!」
「気が付いたか?」
「ええ、街よりに東400メートル。狼か、それに近い反応が14」
「それに人の反応が2つだな。後味が悪いから、助けに行くか。『身体強化』できる?」
「もちろんだ」
「じゃあ、行こうか」
ヘルトとルビアは収穫物を魔法袋に仕舞い込み、その後、『身体強化』魔法を掛けて、先ほど確認したポイントに向かう。
確認したポイントにやってくると、2人が目にしたのは、14匹の狼が2人の女の子に迫ってきてる。
「2人とも女の子だな」
「同じ《《女の子》》として死なせるのは忍びないわ」
「じゃあ、俺は安全確保」
「私は狼ね」
2人は討伐の段取りをし、行動を開始する。
(『土壁魔法』)
ヘルトは魔法を行使し、2人の女の子の周りに土壁を形成する。
「これで・・・終わりよ!!」
ルビアの周りに複数の小型の火焔球が形成され、螺旋状に回転しながら一斉掃射された。
螺旋状に回転してる火焔球に貫通され、狼の大群は焼け焦げ貫通され、そのまま絶命した。
何故なら、脳天を貫かれてるからだ。
ヘルトはルビアの魔法の腕を視て、
「見事」
と拍手を送った。拍手を送った後、土壁を解除すれば、ポカンとしてる2人の少女。
その2人にルビアが
「あれ、この2人・・・見覚えない?」
「あるな・・・クラスメイトじゃない」
ヘルトは2人に近づいて、
「大丈夫?」
無事かどうかの確認をする。
「だ、大丈夫だけど・・・貴方は確か、同じクラスのヘルトよね。バウマイ
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