1話
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しなさいよ」
「キミはいつから・・・俺の奥さんになった」
「誰が、貴方の奥さんよ!?」
ポカポカと雫は脚で俺に蹴ってくる。
地味に痛いんだけど・・・痛くないけどね。
「雫の言う通りだ、魁は少し生活習慣を改めるべきじゃないのか? いつまでも二人の優しさに甘えていたらダメだろ?」
「全くだぜ、昔馴染みでも変える気がない奴に何を言っても無駄だぜ」
また、五月蠅い奴が来たな。
一人は天之河光輝。端的にいえば、完璧超人の男だな。だが、唯一の弱点。自分の考えが間違ってることを疑わないこと自己チューな男だ。
もう一人は坂上龍太郎。此奴は一言でいう脳筋だ。努力や根性論を叩き込んでくるバカだ。
白崎と雫を含めた此奴らは学区が違ったが雫を通じて知り合った関係だ。
「仕方ねぇだろう。自分で金を稼いで生計を立ててるんだから。文句を言うんだったら、自分で金を稼いでから言うんだな」
俺はそう言い返して、雫に三人を任せて、俺は眠りにつく。
とにかく、眠いもんは眠い。
俺の生活習慣なんて、とっくの昔に壊れてるよ。
海賊なんてほぼ一日起きてるときだってあるんだからな。
ファ〜、眠い。
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雫サイド
私には香織や光輝たちとは違い、今も恋してる幼馴染みがいる。
学校は違っても剣道場で通じ合って、未だに私の王子様に思える。
魁銀華。昔は危なかしくってよく喧嘩とかして、不良をしていた時期もあったけど、今は生活費のためにバイトをしてる男の子。
私も時折、ご飯を持っては美味しそうに食べて貰ってる。
でも、前に彼が道場に忘れ物をして、それを誤って私が食べたときの彼の驚きようは面白かったわ。だけど、私は彼が忘れていったものを食べたせいで、カナヅチになったじゃない。
それにしても、いつの間にか、香織は南雲くんとの方に向かったわね。
彼女は彼のことが好きなだけ・・・。
いつものように話してるだけなのに、光輝と龍太郎が割り込んでしまう。
本当に彼らって私たちが一緒にいられると思ってるなら大間違いね。
いつまでも世話ができると思ってるのだったら大間違いね。
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銀華サイド
あれからずっと眠っちまったようだ。
俺が寝る時間が不規則
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