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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
071話 文化祭編・開催3日目(06) 超との決戦
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でも未来ではエミヤ先生を死なせてしまた……だから、もう私は立派な悪人……だからそう簡単には止められると思うなヨ! ネギ坊主!!」
「ッッッ!!」

そんな、超の後悔のような叫びを聞いて、そしてそこで初めてこのか達が隠していた俺の死という事実があったことに俺は頭を殴られたような衝撃を受けた……。
そうか……必死に俺に知られないようにしていたんだな…。
思い出すのは今にも泣きそうになっていた一同の表情…。
察してあげられなくてすまなかったな、みんな…。

それからしばらく魔法戦が続いたが、ネギ君も覚悟が決まったのか最後の一撃を決めるような顔になって、超もそれを察したのかネギ君と向かい合う。

「やっと本気カ。そうだ…それでいい…ネギ坊主。この計画を止めたくば私を力で捻じ伏せてみるがいい。むろん完膚無きまでにな」
「…………」

それで一回ネギ君は超に問いかける。
3−Aのみんなと過ごした時間は超にとってなんだったのかと……。
それに対して超は、

「とても、とても楽しい二年間だたヨ。唯一の計算違いという言葉が当てはまるほどには……だが、それは私にとてはとても儚い夢のようなものだたネ……それにエミヤ先生にもできるなら精一杯謝罪したいヨ」
「できます。まだ、間に合います…」
「できたら苦労はしないネ……もうおしゃべりは終わりヨ」

そして二人は一瞬だが無言になった後に、始まる最後の一撃の打ち合いが。


「ラスト・テイル……マイ・マジック・スキル・マギステル!契約に従い我に従え炎の覇王!!」
「ラス・テル・マ・スキル・マギステル!来たれ雷精風の精!!」

二人の手に力が集束していく。

「来れ浄火の炎燃え盛る大剣、ほとばしれよソドムを焼きし」
「電を纏いて吹きすさべ南洋の嵐!!」

さきほどの呪文でわかったが、まだ詠唱途中。
それに対してネギ君はあとは放つのみ。
威力はランクが違いすぎるが、それでもネギ君の方が早い!

「ああああっ!!」
「火と硫黄。罪ありし者を死の塵に……!!」

そして先に放たれたのはネギ君の方だった。

「『雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)』ーーーッ!!」
「『燃える天空(ウーラニア・フロゴーシス)』ーーーッ!!!」

二つの魔法が激しい衝突を起こして、それに伴い術者であるネギ君と超にも相当の負担を強いる。
そしてしばらくの拮抗のあとに、ついに超の額の呪紋が砕けて、それで一気に力は弱まり、超は雷の暴風に飲み込まれていったのであった…。



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