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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
071話 文化祭編・開催3日目(06) 超との決戦
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「ッ!」
「ネギ君、ここは俺が任されよう! 君は超のもとへと向かうんだ!」
「すみません! 士郎さん!」
 
それで士郎がロボ達と戦っているのだが、ネギの行く手を阻む攻撃が幾度もさらされて、ネギは避けきれないコースに立たされて、思わず『やられる!?』と思った瞬間であった。
そこに黒い塊がロボ達を攻撃していた。
それはよく見れば狗神だったのだ。
そんなものを放てる人物と言えば、
 
「たっく……この程度の雑魚に手こずるやなんて……弛んでるんやないか? ネギ!?」
「こ、コタロー君!!」
 
そこにはなにかの術で空へと飛んでいる小太郎の姿があった。
さらには!
 
「はぁ!」
「やぁ!」
 
白い翼を羽ばたかせてロボ達を切り刻んでいる刹那と、どうやってここまで来たんだ……?というツッコミはこの際野暮だろうという感じのアスナの姿があった。
 
「アスナさん! 刹那さん!」
「無事だったか、二人とも!」
 
なんとかその場に合流できた士郎もやってきて安心の笑みを浮かべる。
 
「はい! 一回は超さんにやられましたが、お嬢様の治癒でなんとか回復してここまで来ました!」
「もう! ホントにこのかってばいつの間にあんなに力を付けたんだか……それより力になるよ、士郎さん! ネギ!!」
 
それでおそらくその場には箒に載っている美空の姿があったために、アスナもなんとか箒の上に着地していたのだが、やはり魔法無効化(マジックキャンセル)がいかんなく効果を発揮しているためにまるでガス欠のように箒の飛行能力が低下しているので内心涙目になっている美空であった。
 
 
 
…………地上ではこのかと、そしてイリヤとランサーの三人が空を見上げていた。
 
「はぁ……。なんとかなってよかったわね。コノカ」
「はいな。せっちゃんにアスナも間に合ってよかったえ」
「それにしても……もうやりたい放題だなぁ…。魔法の秘匿とかそんなもん隠してねーじゃねーか。だが、それでこそ面白いってもんだぜ。やっぱ全力で挑めねぇとやる気でねーもんな」
「そうね、ランサー。それより私達もそろそろ準備しましょうか。コノカ、移動しましょう」
「はいな! イリヤさん」
 
それで三人も空に向かおうとしていた。
移動手段はなんとか確保しているために。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、空には生き残っていた魔法生徒や教師達がぞくぞくと集結しつつあって、アスナがそんな中でネギに対して叫ぶ。
 
「ネギ!! あんた今から超さんのところに向かうんでしょ!!? その、色々と大丈夫なの!?」
「アスナさん……」
「あんたがこの学園から……私達の前からいなくなったら承知しないんだからね! 超さんをぶっ倒してきなさい
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