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【ネタ】アホの子ルイズちゃん
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第一話
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で飼い主に反抗しない使い魔を私は心より望みます。さぁ、来なさいかもんべいべー」

瞬間、いつもの二割り増し程度の爆発が目の前に起こる。
集中していない状態なのに、珍しく杖の向いている先で爆発した。
おお、と自分の事ながら感心していると、そこには見慣れない服装の男の子がいた。
動物じゃなくて人間が召還されるとは。
我ながらびっくりである。
確かに食費も掛からなさそうだし、肉付きも一般的で作ってもらった家には充分すぎる。
従順かどうかは………そこは私が頑張ろう。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え我の使い魔と為せ」

魔法使って眠いから、さくっと終わらせよう。
ファーストキスだけど、使い魔なのでセーフセーフ。
ちゅー。

「―――っはぁ!、え、どういうこと?ルイズ、生ルイズがいる!しかもキスされた!」

マウストゥマウスを終えると、使い魔となった男の子が何やら叫び出す。
生ルイズって何だろう。この調子だと焼きルイズとか煮込みルイズもあるのかな。
語感的にも美味しくなさそうだから遠慮します。

「―――どうやら使い魔は無事召還されたようですね。どれ、失礼しますぞ」

ボロボロながらも使い魔に刻まれたルーンをスケッチするコルベール先生。
そんなに仕事熱心だから頭が残念なことになるんじゃないかな。
ストレスにはハーブティーを飲むといいよ。あとわかめも髪の毛にいいらしいよ。

「ついてきて、私眠いから部屋に帰りたいの」

「え、いや、ちょっと待―――」

使い魔が何か言っているが気にしない。
私は眠いの。とっとと惰眠を貪り幸せを噛み締めたいので、使い魔の手を引き自室へと戻る。
いつの間にか生徒達の姿はなかったけど、自分の使い魔と遊びに行ったのかな。元気だなぁ。


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