転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,7 Despair
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会ってくれる約束をしてくれた。
嬉しかった……。
私はタンスの中にある服を引っ張り出した。何を着て行こう?私服で会うのは初めてだし、変な格好で行く訳にはいかない。だからといって気合い入れ過ぎるのもどうかと思うし……。
高まるキモチに、私は促されていた………。
____________
スパイダー型下級ロイミュードは俺に何度も糸を吐いてきた。俺はそれを転がって躱していく。流石に50番代と言った所か、その攻撃スピードは今まで殺り合った奴の中ではトップだ。
ロイミュードは数字が若くなればなる程、その戦闘力は強くなる。奴の数字、051は俺が今まで戦った相手よりも若い数字…つまり今までよりも強い相手という事だ。
スパイダー型下級ロイミュードは光弾を放ってきた。俺は回転してそれを回避。そしてロイミュードを見据えた…。
「そんな攻撃で俺が殺れると思ったのか?
???????????大川…」
俺がそう呼ぶと、スパイダー型下級ロイミュードは動きを止める。
そして”大川 美弥”の姿に戻った…
「……何で分かったの?」
「お前がロイミュードだと確信したのは今日、屋上でだ。まぁ、元々4人の内の誰がロイミュードだろうと踏んだのは入部した時からだがな」
「……」
大川は警戒した目で俺の事を見ている
「お前達は俺が部室に来たあの日、俺以外の男が入部する事には賛成してたらしいじゃないか?……それはソイツらが、転生者=ロイミュードだったからだろ?」
大川は何も言わない。図星の様だ。俺は更に話を進める。
「あの男共はお前よりもNo.は上。つまり、お前より力は下って事だ。だから入れても問題無いと思った……違うか?他の3人も何故同じ行動をしたのかについては正直分からんが、粗方お前が何らかの細工をしたんだろ?」
「でも、その推理は無茶苦茶じゃない?だって貴方は教室で暴れてるのよ。毛嫌いされるのは当然でしょ?」
ようやく大川が反論してきた。その発言が墓穴を掘る事になるとも知らずに……。
「何であの時、お前達がそれを知ってるんだ?」
「えっ?」
「お前達と俺はクラスが違う。あの日は3限で終わりでお前達が直ぐに部室に行ったのなら、そんな事があった何て事は知らない筈だ。それに仮に俺が暴れた事を誰かから聞いたとしても、それは”高田ユウキという名の男が暴れた”と文章としてお前達に伝わるだけで、俺の顔は知らない筈だろ?あの場で初めて会うのに俺の名が分かる筈がない。だから分かったんだ」
「………そう。なら私だと確信した理由は?」
「
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