転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,7 Despair
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慢の限界。アンタには着いて行けないわ。貴方もそう思わない?高田君」
湯川は俺に質問をしてきた。何故それを俺に聞く?矢澤は不安そうな目を俺に向けてくる。既に矢澤の目は絶望している……。
ここで俺にまで裏切られたら、コイツは一生立ち直れないだろうな……。
まぁ……そんな気は更々ない。
「知ってるか…?夢っていうのは呪いと一緒だ」
「はぁ?」
俺は意味がわからないという顔をする4人と、ポカンとしてる矢澤を放っといて話を続ける。
「挫折した人間は、その呪いから永久に逃れられない……。矢澤は今、挫折をした………どうする?」
俺は矢澤に問う。お前はこれからどうするのか?その呪いに永久に取り憑かれ苦しむのか?
それとも再び夢に立ち向かい呪いを払拭するのか?
だが、その答えは矢澤の中では既に出ていた……。
「私は……にこは、諦めたくない…??どんなに厳しくて辛い道だとしても……にこはアイドルになりたい??」
「それでいい……他者を犠牲にし、己の手を汚さず夢を叶える利口者…難癖を付けて、結局何もしない阿保…無駄とわかりながらもただ我武者羅に突っ込む馬鹿……。この中だったら俺は馬鹿が好きだ」
「……それってにこの事、暗に馬鹿って言ってない?」
「暗にどころか、本気で大馬鹿だと思ってるぞ」
「な!?アンタ慰めるのか馬鹿にすんのか、どっちかにしなさいよ!?」
矢澤の目に何時もの活気が戻る。野崎達3人は面白くない様で屋上から去っていく。大川もコチラを何度か見て去っていった。
____________
時刻は午後10時を回っている。
神田明神に居た時の事だった。矢澤から電話がかかってきた。
《もしもしユウキ?話したい事があるんだけど…大丈夫…かな?》
「ああ、構わん……いや、ちょっと野暮用が入った。30分後に商店街の近くの公園に来い…」
《えっ………うん、わかったわ》
俺は電話を切り、振り返る。そしてそこに居た者を見る。
そこに居るのはスパイダー型下級ロイミュード。だが、その胸の数字は俺を少し喜ばせた……。
「051か……。初めてだ、50番代…しかも半分より上の数字と殺り合うのは…」
____________
「ふぅー…」
ユウキへの電話を終えた私は、まず一息ついた。
何故かは分からないけど、今は無性にユウキと話したかった。会って話したいと思っていたが、それは迷惑だろうと思って電話をした。しかし、そんな私の想いを知ってから知らないでか、ユウキの方から
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