転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,7 Despair
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のを………。
「求めてたんだ…」
俺は懐からある物を取り出した。
それは俺を死神に変える魔具と言っても過言ではないだろう…。
ブレイクガンナー??????
俺はブレイクガンナーを右手に持ち、銃口型スイッチ・ディストラクションマズルを胸の前で左掌に押し付けた。
《Break up…!》
俺の身体は漆黒と紫炎の鎧に包まれた…。
死神・魔進チェイサーの狩りが始まる……。
____________
「…流石にまだ居ないわね……」
私は約束の20分も前に着いてしまった。とにかくドキドキして居ても立ってもいられなかった。そしてアイツに会うのが楽しみで仕方がなかった。
アイツは口は悪いけど、私の事を…私の夢を認めてくれた男……。
私にとってかけがえない存在……。
アイツの存在が自分の中で大きくなっている……。でも、多分アイツは、私がこんな事思ってるなんて気づいてないだろう……。
「とにかく…ちゃんと言わなきゃ……」
まだ伝えれてない事がある。だから、まずはそれを伝える。私の胸の奥の想いを伝えるのはそれからだ……。
____________
「グウゥゥゥッ!?」
何だ……この化物は……?
私は高田ユウキが変身した戦士に追い詰められていた。奴は右手に持ったメリケンサックの様な武器を使って何度も容赦無く、私を殴ってくる。
離れて戦おうとすると、今度はそれを拳銃の様にして銃撃を放ってくる。
私は全く対応が出来なかった……。
確かに最近妙な奴が現れ、私達ロイミュードの力を持った転生者を排除しているという噂は聞いていた。だが、今まで排除されたのは、どれもこれ弱いナンバーばかりだったので気に留めてなかった…。
だが、まさかそれが高田ユウキの事で、しかもここまで強いとは予想外だった……。
「おのれェェ……ハァァッ!!」
私は強烈な破壊音波を放った。音波は地面に亀裂を走らせながら、高田に向かっていき炸裂した。
「やった……!」
これで倒した!この技は鋼鉄すら塵に変える程の威力がある。これを喰らって無事な筈…………は……!?
奴は立っていた……。鎧の所々から煙が立っているが、大したダメージではなさそうだ……。
馬鹿な!?アレをまともに受けて無事だなんて!?
あり得ない…あり得ない……あり得ない!!!!
何なんだコイツは!?
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