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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
068話 文化祭編・開催3日目(03) ネギパーティ、始動と失格弾
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か!?」
「ネギ君!」
「ネギ先生は!?」

それでハルナは眼鏡をキラン!と光らせる。

「これはまたとない偶然…いや、これはもう天の決めた必然! カモっち、ナイスタイミングよ!!」
「む? どいういう事でい?」
「まぁまぁ、いいんちょとまきちゃんは一回外に出ていようね?」
「な、ハルナさん、なんですの!?」
「ネギ君に会えるんじゃないのー?」

さすがのカモもハルナの突飛な行動に頭に?マークを浮かべているが、ハルナが小声で、

(千雨ちゃん、とうとう……)
(お♪ 理解したぜ)
(さっすが!!)

以心伝心。
まるで過去からの旧い仲だったかの様に短いやり取りだけで理解し合うハルナとカモは、意外に…いやかなりパートナー相性が良い方かもしれない。

「い、イヤ! 待てよテメーら!?」
「時間が押してるから、それでもごゆっくり♪」

パタン…………とカモとネギ、そして千雨以外が図書室から出て行って、あんまりな状況に呆然とする千雨。
なにもこんな状況で初めてを捧げる羽目になるなんて、聞いてねぇよーーー……と愚痴りたくなる千雨。
しかもすでにカモが仮契約の為の魔法陣なんか高速で描いているときた。
ことここまで来て千雨は少し自棄になりつつあった。
自分に脳内で言い聞かせるように(戦力は欲しい)(相手は茶々丸か超か?)(キス一つでお手軽アイテムが手にはいるなら儲けもんだ)(10歳に意識していてどうする?)などなどをブツブツと呟きながらも、眼鏡を外してネギにキスをしようとするが、

「う……? 千雨さん……?」

そこでタイミング悪くネギが目を覚ましてしまう。
それで今になって猛烈に恥ずかしくなってしまう千雨だったが、一言『黙れ!』と言いつつ勢いよくネギと唇を合わせる。
瞬間、仮契約は成立してカードが生成される。

「もういいぜ。千雨っち」
「そ、そうか!」
「あのー……」
「あー、うるさい黙れ!」

それでなんとか言い訳しつつも、

「今は時間がねぇんだろ!? 先生の悩み事や迷いとかも綾瀬に聞け。もう十分休んだろ! 先生の出番なんだよ。超の奴をとっちめてこい!」
「は、はい!!」

それでネギは準備を始める。







一方で、戦場の方も変化が始まっていた。
魔法先生達がスクナもどきをなんとか抑えているうちにタカミチが居合い拳を放って多少の戦力を削いでいる時であった。
なにかに気づいたタカミチは居合い拳をなにもない空に放って、次にはなにかに衝突して打ち消し合っていた。

「高畑君!」
「狙撃です! 気を付けて!」

それで弐伊院が注意を促すも、次々と狙撃を受けてその場から姿を消していく魔法使い達。
一緒にいたアスナと刹那に美空、ココネもなんとか
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