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俺、リア充を守ります。
第一章「参戦!新戦士テイルドラゴン!」
第1話「参上!新たな戦士」
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拠はない。しかし、動画サイトに残っていたアルティメギルの宣戦布告を聞いた時、奴らのツインテールに対する謎のこだわりを聞いて。

 そして、テイルレッドの姿を見て思ったのだ。
 ああ、総二の頭の中に世界が追いついたな……と。

 そうなるとテイルブルーにも自然と既視感が湧いてくる。あのツインテールの形、戦い方、そしてあの破壊力……。

 もしかして、テイルブルーは愛香なのではないか?

 そこで俺はこの疑問に確信を得る為、ツインテール部へと向かうことにしたのだ。
 勿論、可愛い弟分と妹分に元気な顔を見せたい……というのもあるんだけど。

 廊下の角を曲がるとその先に、ツインテール部の部室が。そして、部室の入り口の前には総二と愛香が並んでいた。

 俺はその姿を確認し、自然と笑を零しながら近付いて行った。

 □□□□

 私立陽月学園 ツインテール部 部室内

「う〜ん、おかしいですね」

 部室の天井から出ているモニターを見ながら、腕を組み考え込んでいる白衣の銀髪少女、トゥアールは呟いた。

 今モニターに表示されているのはレーダーのようだ。街の地図がエリア分けされ、細かく表示されている。

「おかしいって、何が?」

 特にやることもないので、三人分のお茶を淹れていた藍髪ツインテールの幼馴染、愛香が俺より先に質問する。

「いえ、最近レーダーの表示が変だったじゃないですか」
「ああ、この前のアレか」

 それなら俺も覚えている。ここ一週間、レーダーに妙な反応が表示されることが続いたのだ。

 トゥアール曰く、「エレメリアンに似てはいるんですが、反応がとても微弱で、すぐに消えてしまうんですよ」との事だ。

「故障したんじゃない?」

 愛香の言葉に、トゥアールは首を振って答える。

「その可能性も考慮して、基地のレーダーとこの部室に備え付けたレーダー、両方調べてみたんですが……」
「何も無かったのか?」
「はい。全く異常が見受けられません」
「確かに妙だな……」

 トゥアールの科学力は、この世界の水準よりも遥かに高い。
俺たちが変身するのに必要なテイルブレスを開発し、一晩で俺の家の地下に秘密基地を作ったほどだ。

 この部室だって、トゥアールが数分でここまで改造したんだ。だから故障だと言われても、何処か腑に落ちない……。

「……もしかして、アルティメギルの新兵器とかじゃないか?例えばレーダーに映りにくくなる装備とか」
「なるほど、その可能性もあるかも」

 愛香も同意見らしい。だが、トゥアールは納得していないのか不服そうな表情をしている。

「……一度、レーダーをメンテナンスし直してみます」

 総二様と愛香さんは外で待っていてくださいね、
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