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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
067話 文化祭編・開催3日目(02) ドンパチ合戦開始
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「俺達を救ってくれー!!」

と、叫んでいる生徒達が多数見られる。
うむ。まぁ、元気があって大変よろしい。
それで景気づけに今大穴を空けたスクナもどきに追い打ちとばかりに、

「さて、手を緩めるわけにはいかんのでな…。I am the bone of my sword(体は  剣で 出来ている)―――……千剣よ。解放!!」

瞬間、俺の周りに大量の剣が姿を現す。
それで見ていた生徒達は息を呑む声が聞こえてきたような気がした。
だが気にせずにさらに、夢の世界でエヴァに使用した方法をここに顕現させる。

「集まれ、すべての武器よ…一つとなりその身を巨大にせよ!」

一瞬にしてそこにはスクナもどきを上回る大きさの剣が出現し、轟々と燃え上がっていた。

「いくぞ!秘儀・巨人殺し!!」

こんな時のために開発したわけではないのだが、ちょうどいいだろう。
それでスクナもどきに頭以外を狙って落とし、地面に串刺しにする。
スクナもどきはそれでもなんとか再生しようとしているが、常時巨剣が燃え盛っているために随時ダメージを負っていくという優れモノだ。

「これで当分は動けないだろうが……さて、他のスクナもどきも対処しなければな」

そんな時だった。
下の方から椎名の声が聞こえてくる。

「おーい! 士郎先生、かっこいいよー!」
「桜子達か。お前達もくれぐれもケガをしないようにな。こいつは当分動けまいからな」
「はーい!あ!? 先生、なんか迫ってきてるよ!?」
「なに!?」

見れば目先には黒い外套の俺が迫ってきていた。
あいつはランサーが相手をする筈だった予定なのだがな。
やはり優先目標の対象は俺らしいな。

「よかろう。お前はやはり俺が倒さないといけないようだしな」

それで俺は千剣に命じてあまり人がいない場所へと移動を開始する。
奴もそれで素直に付いてきているようだからよかったものの、大衆がいる中で宝具などをブッパしないでよかった…などと安心している俺がいた。
さて、それより姉さんとランサーは、それでは今なにをしているのか…?
こういう時にレイラインでの念話もできないのが本当に心苦しいな…。

『おおーーーっと!!デスホークは新手と交戦開始のようです! どんどんと離れていく!!』



◆◇―――――――――◇◆



side 衛宮イリヤ


シロウも派手にやっているわね。
念話はできないけどカズミの実況がいい感じに聞こえてくるから安心していられるわ。
でも、やっぱりこっちには目もくれてくれないのね、あの謎のエミヤは…。

「なんだよ、つまんねぇな…。こりゃ俺はいざって時の保険で終わっちまうかな?」
「そうね。ランサーならあんなデクの棒なんて一網打尽
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