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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
067話 文化祭編・開催3日目(02) ドンパチ合戦開始
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問題に苦しんでいる人達を魔法があれば救えるのではないか?
第二に、超が本当にネギの子孫で未来人だと仮定して、この革命の帰結として不幸な未来の回避を狙っている。
この二点の事に関してネギは悩んでいるのではないかと夕映は推論する。
それを踏まえて夕映は今のネギに対する論理的根拠を提示できると千雨に言う。
千雨はというと、

「あ? そんなもん、こいつが起きたらお前が言ってやれよ!」
「しかし、これは私の持論であってネギ先生が納得するか分かりかねます…」
「別にいいんだよ! あっちの高畑にも聞かされたろ。こいつにはお前の言葉が必要なんだよ。でないとこいつは未来での高畑の二の轍を踏んじまうぞ!」
「…………」

夕映はそれでいまだに寝込んでいるネギを見て考えを深めていく。









場所は戦場に戻っていき、次々と襲い掛かってくる機械軍団を前に劣勢を強いられている生徒達。
と、そこにまるで戦士のような恰好をしたアスナとまほら武闘会での恰好をした刹那の二人が突如として現れて、アスナは一刀のもとに六足歩行の機械兵を真っ二つにして、刹那は百烈桜華斬を放って軍団を次々と切り裂いていく。

それを間近で見ていた裕奈は、

「あ、アスナ!? それに桜咲さんもなにやってんの!?」
「なにって、ヒーローユニットよ。パンフに載ってない?」
「あ、ありましたです…」

ヒーローユニットの説明をしながらも、

「そのうち士郎さんとかも出張ってくるから安心して戦っていてよ、裕奈」
「士郎さんも!?」

それで驚く裕奈達。
そう言いながらもアスナは京都での士郎の戦闘を思い出して思わず笑みを浮かべていた。
数の暴力というべきあの鬼達の軍勢にも臆せずに次々と葬っていく驚異的な戦闘力を誇る今の自分達では到底辿り着けない境地に立っている士郎の姿を。
今までそれで何度も助けられてきた事か…。

「それじゃ、私達はもういくね! 頑張ってねみんな!!」
「では!」

そう言ってアスナと刹那はその場から普通の人間から見たら驚異的なジャンプ力を発揮して跳び立って行った。
そして始まるヒーローユニットという名の麻帆良学園魔法関係者による機械ロボ軍団の蹂躙劇。
それによってどんどんと撃破されていくロボ軍団。
いっけん、優勢に見えると思うだろう。
しかし、静かに…しかし確実に悪魔の手が忍び寄ってきていた。



モニター室で監視していた夏目と明石教授の二人が騒ぎ出していた。

「ハッキングを受けています! このままでは学園結界が陥落します!!」
「なんだって!?」

人の技とは思えないほどの速度で麻帆良学園の心臓部にハッキングを仕掛けてくるものがおり、それによってついに学園結界が停止した。
それに
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