暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第25話『二人の思い出』
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ろ!」
「今度は避けられると思うな。凪風流、白虎咆哮!」
「それが狙いだ!凪風流、朱雀炎突!」
【FORM RIDE-HIBHKI KURENAI-】
「やばい!?」
「…これが、闇風の力……」
「だが負けるわけには、いかない!凪風流、奥義!」
「凪風流、奥義・始祖!」
「始祖だと!?だが、負けるものか!凪絶つ風!」
「天馬牙突!」
「そんな……」
「どうだ!これがお前達が否定していた闇風だ!」
(やはり、流夜には、闇風には勝てないのか……)
【ATTACK RIDE】
「…しまった!このカードをスキャンするわけには!?」
「なんだ?面白そうだな。」
【-BEAST-】
「ッガァァァアッ!グァアアアッ!」
「よぉ、流夜。お前は俺の逆鱗に触れた。殺すには充分な理由だ。」
「おっ、ようやくその気になったか!」
「やべえ、すげぇ楽しいぜ!」

「そして、僕は…」
雅は呟く。

「みんな!ディロードが暴走する前に、僕を殺してくれ!」
【WORLD HOPE-JIGOKU SYOUJO HUTAKOMORI-】
「鬼狩流桜が!」
「何なんだよこいつ!雅さんはどこへ!」
【SOUL RIDE-DELOAD-】
「雅!」
「ついに、この時間でもこの姿になってしまったのか。」
「雅さん、今助けに行きます!」
「それは不可能だ。こいつは装填の邪龍、ディロードドラゴン。激情態となったディロードが目的を達成した時に覚醒する。みんな、ディロードドラゴンの心臓部を見てほしい。透明な存在の炎があるはずだ。」
「ありますけど…」
「その炎が尽きた時、ディロードドラゴンは自壊し、ディロードは始まりの夜に戻される。」
「雅さんの旅が、振り出しに…」
「それだけならいい。本当に辛いのはここからだ。その存在の炎を消費する際、ディロードドラゴンは自身が関わった世界のエネルギーを使って肩替わりする。」
「それって!?」
「ああ、死ぬ前に僕が関わった全ての世界を滅ぼすということだ。このまま放置すれば、みんなの世界も滅ぼして、僕は死ぬ。そこで、そうなる前に、チームディロードのリーダーとして、最初で最後の命令を与える。この命令には従ってほしい。現在、ディロードドラゴンは完全覚醒していない。そこで、完全覚醒する前に弱点である心臓を破壊するんだ。この際、ディロードドラゴンに囚われている人質の生死は問わない。」
「できるわけないよ!」
「雅、他に方法は無いの!?」
「フェイトちゃんと梨花ちゃんの言うとおりだ!」
「そうですわよ!」
「雅、みんなで手を考えましょう。」
「それは不可能だ。かつて、72年前に初めてチームディロードを作った時、ディロードドラゴンに挑んだみんなは、ディロードドラゴンの圧倒的な力の前に敗れ…」
「で
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