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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
066話 文化祭編・開催3日目(01) 対策会議
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かするから二人は安心して学園祭を楽しんでくれ」
「それじゃ間に合わないんや! 士郎さんが未来で死んでもうたんよ!!?」
「なんじゃと!?」
「なんですって!?」

このかの心からの叫びに再度学園長と、そして親交がある刀子は驚愕の表情をした。
それでまだ落ち着いている刹那が未来での士郎の死亡する経緯などを説明していき、そこに畳みかけるようにカモが出てきて、

「よおよお! 学園長さんよ、それじゃまた負けちまうぜ? 後手後手になって負けちまったのが未来の結果なんだ! ならよー、もっとおおっぴらに事を運んでいこうぜ?」
「ふむ、聞こう……」
「ついてはこれを用意してもらいたいんでぃ!」

そう言ってカモは夕映の世界図絵からの情報で本国で死蔵されている武装各種をすぐに取り寄せてほしいと相談する。
学園長の手腕ならそれくらい可能だろ?とも言って。

「しかしのー……」
「なぁに、世界に魔法がバレるよりはいいだろう? おまけに大事な孫娘の将来の相手の命も守れる。まさに一石二鳥じゃねーか」
「も、もうカモ君! 恥ずかしいこと言わんで……ッ!!」

このかが照れから顔をゆでだこの様にしてカモをシェイクしていたが些細な事である。







…………しばらくして、『最終日学祭全体イベント』と銘打った『火星ロボ軍団 VS 学園防衛魔法騎士団』という内容のイベントを3−Aのメンバーが中心に学祭中に配っていった。
佐々木まき絵などは本国から取り寄せた魔法を放つ杖やバズーカなど各種のものを、あえて一般人の人たちに見せて宣伝していた。

「今から見本を見せます! カワイイとバカにするなかれ! いきますよ! 敵を射て(ヤクレートウル)!!」

瞬間、魔法の杖から光の光線が発射され、光のシャワーを降らせる。

……まき絵自身はまさか本物の魔法道具とは気づいていないだろう事もさらに踏まえている。






さらにアスナも朝倉を捕まえていた。

「朝倉! あんた、私達の苦労も知らないでのほほんとしていてー!?」
「まぁまぁ、アスナ。あたしはね……そうさね。誰の味方でもない、真実の奴隷ってことさ」
「なにが真実の奴隷よ! 下手したら世界に魔法がバレてネギも高畑先生もオコジョにされて、士郎さんなんか……えっぐ……」
「ちょ!? 士郎さんになにがあったのさ!? 泣き出すほど!!?」

それでアスナは事の内容を説明していくと、朝倉よりも一緒にいたさよの方がショックがでかかったらしく、

『朝倉さん! もうこんな悪事はやめましょう!!』
「さよちんもそう言うの!? あー、もう……せっかく大儲けできると思っていたのに……わかったよ! なにをすればいい!?」


こうして少し無理やり説得して味方
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