066話 文化祭編・開催3日目(01) 対策会議
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「ああ。前に出張したときにな」
するとそれでどこかイリヤの顔が緊急時とは違った緊張感を滲みだしてきて、
「シロウ…? まさかネギの姉にまで手を出していないでしょうね…?」
「なんでさ? 手を出すって、そんな事をするわけないだろう?」
「そう…まぁ今はそれを信じてあげましょうか。いつかそのネカネって人に会いたいわね〜。そうよね、コノカにセツナー?」
「はいな♪」
「お嬢様と同じですね…」
「コワッ……」
士郎は思わずたじろいでいた。
三人が出す気配がアクマのそれであったからだ。
「それじゃそういうことで皆さん、お願いします!」
「「「「「了解!」」」」
ネギの号令で一同は各自散会して各場所の説得へと向かっていった。
アスナと古菲の二人は3−Aの教室へと向かっていた。
目的は当然いいんちょ……雪広あやか、そして雪広コンチェルンのコンタクトを得るために。
だが、それでもアスナは気が進まなかった。
ただでさえ不?戴天の敵とも言えるあやかに頭を下げにいかなければいけないという理由で悩んでいた。
しかし悩んでいても時間は進んでいて古菲は迷わずあやかがいるであろうお化け屋敷と化している教室内に入っていった。
「あ、ちょっとくーちゃん!」
「まぁまぁいくアルよ。いいんちょう、アスナが頼むごとがあるらしいネ!」
「あら、くーふぇさん。アスナさんがわたくしに頼み事……? なにか悪いものでも食べたんではなくて……?」
「ほらほら! やっぱこんな反応してくれやがって!!」
「アスナ。我慢するアルよ」
「うぐぐ……」
それでなんとか我慢したアスナはあやかに学園祭最終イベントの話を持ち掛けた。
それにはもちろんあやかは驚き、次には怒りを感じていた。
個人の頼みとはいえお金で物事を無理やりに動かす行為はあやかにとっては禁じ手といっても過言ではなかった。
それで当然二人はいい争いから殴り合いに発展するまでにはそう時間はかからなかった。
だが、そこで古菲の神の一手が下される。
「これもネギ坊主のたっての頼みアルが…」
「ッ!? くーふぇさん、なぜそれを早くいってくださらないの!? ネギ先生の頼みなのでしたらこの雪広あやか! 火の中水の中どこまでもお供致しますわ!」
一気に解決してしまったのでアスナはこうなることが分かっていただけに呆れるしかなかったのである。
そして、次にこのかと刹那とカモは学園長へと向かった。
学園長にこのかと刹那の未来で起きた事を語ると学園長は目をクワッ!と見開いて、
「なんと! そのような事が…ッ!」
それで一緒にいた刀子とともに話し合いをした結果、
「あいわかった。よく知らせてくれたの。後は儂らでなんと
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