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ドリトル先生の林檎園
第十一幕その十

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「遂にね」
「その長い旅もね」
「これで終わって」
「そうしてね」
「後はね」
「神戸に戻る電車か車に乗って」
「それで帰りましょう」
「それではね、ただそどうして戻るかは」 
 その神戸にです。
「わからないよ」
「そうなんだね」
「だったらね」
 ここで王子が先生に言ってきました。
「僕の車で帰る?」
「キャンピングカーでだね」
「そうする?」
「それでいいのかな」
「僕は構わないよ」
 王子は先生に明るく笑って答えました。
「というか先生と一緒なら僕もね」
「いいんだ」
「うん、トミーも一緒だしね」
 王子は彼も見て先生にお話します。
「だからね」
「それでなんだ」
「そう、いいよ」
 こう先生に答えるのでした。
「先生がいいならね」
「うん、じゃあね」
 先生は王子が言うならとです、それならと頷いてでした。
 そのうえで王子のキャンピングカーで皆と一緒に神戸に帰ることにしました、このことが決まってからでした。
 先生はサウナを出て水風呂に入って身体を冷やしてからです。今度は湯舟に入りましたがここで、でした。
 心の底からくつろいだ気持ちになって皆にこんなことを言いました。
「幸せだね」
「こうしてお風呂に入ってるとね」
「そう思えるよね」
「身体があったまってね」
「気持ちもほぐれて」
「それでね」
「ほっとするね」
 こう皆に言うのです。
「いつもながら」
「長野に来ていつも以上にお風呂入ってない?」
「殆ど湯治だよね」
「長野って温泉多いみたいだね」
「行く宿行く宿で温泉ある感じで」
「先生楽しんでるしね」
「うん、実際に多いみたいだね」
 先生もこう皆に答えます。
「ここはね」
「そうだよね」
「この長野県は温泉多いよね」
「これまで先生が行った日本では一番多い?」
「愛媛や北海道よりもね」
「勿論沖縄よりも」
「僕も日本の色々な場所を巡ってきたけれど」
 今動物の皆が言ったそうした場所にです。
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