仲間
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」
「ああ。久し振りだな黒薔薇。そして円堂」
「ああー!」
挨拶をされた円堂くんは思い出したように話す。
「見たことあるシュートだと思ったら黒薔薇と同じナイトメアの!!」
私も円堂くんの声で思い出した。
ナイトメア。
世宇子中との決勝戦後戦ったチーム。
黒薔薇くん率いるチームで川東くんは3人居たFWの1人だ。
「でもなんで雷門のジャージ着てるんだ?」
円堂くんはそう川東くんに質問する。
「実はな雷門中に転校したんだが…。学校壊されていたからな手続きだけ済んでる状態なんだ」
「学校壊されてるからしょうがないもんね…」
私の言葉に川東くんも頷く。
「俺は強い奴が好きだ。だから雷門に来たんだがな、お前たちはもう旅立っていた」
「だから俺がスカウトしたんだ」
「スカウト?」
杉森さんの言葉に風丸くんが首を傾げる。
「エイリア学園のバックアップチームだ。実はお前たちがエイリア学園と戦ってると聞いてじっとしていられなくなってな…!強い奴を集めているところなんだ!」
「そうだったのか…!」
「日本一になったお前たちでも何度も挑戦しなければ倒せなかった相手なんだろう?噂では次の敵はさらに強いと言うじゃ無いか。…だからな俺たちがこうしてバックに控えてるんだと思って、お前たちには安心して戦って欲しいんだ!」
そんな杉森さんの言葉に心を打たれたのか涙を浮かべる円堂くん。
鼻水をすすりながら円堂くんが話す。
「ズズッ…、じゃあお前も?」
円堂くんは川東くんに尋ねる。
「ああ、だが今の俺の実力じゃあいつらには勝てない。俺が満足いく成果を得られた時にチームに合流させてくれ!」
「勿論だ川東!」
円堂くんは川東くんに力強く返答をする。
「応援しているぞ円堂!絶対負けるなよ!」
「ああ…ありがとう!ありがとう杉森!」
言葉を交わした2人は握手を交わすのだった。
それからキャラバンを走らせて遂に雷門中へと到着した。
「…パパ!」
「おかえり夏未…。今、新しい校舎を建てているところなんだ」
夏未さんは嬉しそうに理事長に駆け寄る。
夏未さんは建て直している校舎を見ながら話す。
「この学校が元に戻るまでに戦いが終わると良いのだけど…」
キャラバンから出た私たちを理事長が出迎える。
「諸君!よく戻って来てくれた!夏未から報告は受けたが真帝国学園には正直驚いたよ。苦しい戦いが続くが君たちならば必ず成し遂げられる!頑張ってくれ…!」
成長したみんなを見ながら少し間を開けて理事長が話す。
「…とはいえ休みも大切だ!短い時間だが疲れた身体を休めてくれたまえ!」
その
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