暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の林檎園
第十一幕その一

[8]前話 [2]次話
               第十一幕  千曲川と川中島
 温泉街で楽しい時間を過ごした次の日先生は皆と一緒に優花里さん達とお話をした千曲川に向かいました。その道中にです。
 先生は皆にです、こうお話しました。
「千曲川の次はね」
「川中島だよね」
「うん、そこに行こうね」
 王子にも笑顔で答えます。
「そうしようね」
「そうだね、川中島もね」
「行ってみたかったしね」
「古戦場だからね」
「千曲川でも戦いがあったけれどね」
「ああ、そうだったんだ」
「そう、長野県を代表する川で」
 そうであってというのです。
「長野県ではかつてはね」
「島崎藤村さんの詩にあるだけじゃなくて」
「戦国時代にはね」
 あの川でもというのです。
「あそこで合戦もあったんだ」
「そうだったんだね」
「そしてね」
 さらにと言うのです。
「これが結構激しい戦いだったんだ」
「そう思うと感慨があるね」
「そう、そしてね」 
 先生は王子にさらにお話します、今は皆で王子のキャンピングカーに乗ってそのうえで向かっています。その中でのお話です。
「それもまた歴史だよ」
「千曲川の」
「そうだよ、そして川中島は」
「何といってもね」
「信玄さんと謙信さんが戦った」
「戦国時代屈指の合戦だったけれど」
「それが行われた場所だよ」
「今日はその川中島にも行くので」
 トミーも言います。
「楽しみですね」
「フィールドワークだよ」
「これもですね」
「そう、地理と歴史のね」
 この二つの学問のです。
「学問だよ」
「そうですよね」
「だから楽しみだよ」
「先生は本当に学問が好きですね」
「学問ならね」
 どういったジャンルの学問でもです。
「好きだよ」
「そうですよね」
「それでね」
「その学問をね」 
 まさにというのです。
「出来るからね」
「楽しみですね」
「うん、じゃあ今日もね」
「学問を楽しんで」
「そうして過ごそうね」
 先生は皆に笑顔でお話して皆もその先生と一緒に楽しくでした。
 千曲川に行きました、そうしてその川を見るとです。大きな川で水の量も多くて先生もこれはというお顔で言いました。
「これだけの川ならね」
「流域に住んでいる人も困らないわね」
 ポリネシアが先生に応えました。
「お水にはね」
「お水があると」 
 そうならとです、ホワイティが言いました。
「飲むものと農業に使えるし」
「生活用水にもなるから」 
 ダブダブはこちらのお話をします。
「いいのよね」
「そうそう、人は確かな量のお水があったら」
 それならとです、老馬も言います。
「暮らしやすいからね」
「この川なら」
 ジップもそのいい川を見ています、千曲川を。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ