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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
062話 文化祭編・開催2日目(09) 超との対峙、謎のエミヤ?
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「うむ」
「お前はどこかしらあの子に似ている…もしかして君は…」

ある事を告げようとした時だった。
世界樹が盛大に発光した。

「ここまでネ、エミヤ先生。そして…これで私を止めることはかなり難しくなたネ」
「そうか…」

しかしあの落ち着きようはなんだ?
実力的にはもうネギ君のほうが上だろう。
そして魔法先生達に囲まれたときのような余裕の表情をしている。

「ネギ坊主、現実がひとつの物語だと仮定して君は自分を“正義の味方”だと思うかね?」
「!?」

なぜか俺は胸が締め付けられる思いになった。

「自分のことを…悪者ではないかと思たことは? エミヤ先生はそれに関してはもう十分自覚しているようネ」
「っ! 俺の過去を知っているからとヌケヌケと!」
「世に正義もあくもなく、ただ百の正義があるのみ…とまでは言わないが」

瞬間、超の姿が消え一瞬でネギ君の背後に回りこみ、

「思いを通すはいつも力ある者のみ…。正義だろうが悪だろうがネ」

ネギ君は瞬動を使いその場を離れるが今のは一体なんだ?
瞬動術でもない、完全な瞬間移動…?
そしてネギ君は戦いはしたくないというが、

「いいこと思いついたネ。理由を話そう。悪い事もやめるヨ。この勝負でネギ坊主が勝てたらネ」

そう言って超は構える。

「え?」
「そしてもしネギ坊主が負けたらこちらの仲間になてもらうネ」

そしてネギ君と超の打ち合いが始まる。
数回打ち合って、

「わかりました! 今の条件で戦います!」

ネギ君も構えて超に戦いを挑む。

「士郎さんも手を出さないでください!」
「わかった。だがまずいと思ったら乱入させてもらう」
「それは無理ネ」
「なぜ…、…ッ!?」

俺は即座に瞬動を使いすぐに離れる。
元いた場所には何本もの剣が打ち込まれていた。

「なんだと!?」

俺の目の前にはまるで俺と同じくらいの身長、白髪、褐色の肌とここまでは被っているが黒に変色している聖骸布の外套、極めつけは目を隠す黒い仮面。
まるで俺のコピーのような奴が無言で立っていた。

「なんだこいつは!?」

相手は考える隙も与えてくれずこれまた干将・莫耶を出して襲い掛かってくる。

「くっ!」

それを迎撃するがどうにも奴の動きが単調だ。
まるで機械仕掛けのようである。
干将・莫耶同士を打ちつけ、

「貴様は何者だ…?」
「■■■■■―――ッ!!」
「くっ、聞く耳持たずか! これではバーサーカーではないか!」

ズガァンッ!

「!?」

見ればネギ君が超に吹き飛ばされ瓦礫に身を沈めていた。

「いかん!」
「■■■■■―――ッ!」
「ええい、邪魔をするな!」

激しい剣戟でネ
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