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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
060話 文化祭編・開催2日目(07) まほら武道会・本選開始 その7
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の間脱出に成功したらしいタカミチに呼ばれ俺は超が消えたほうへと向かった。
そして超を取り囲むようにして魔法先生達が集結していた。

「これはこれは皆さんおそろいで…お仕事ご苦労様ネ」
「職員室まで来てもらおうかな、超君」

タカミチが問いかける。
それに対して超は、

「それは何の罪カナ?」
「ハハハ、罪じゃないよ。ただ話を聞きたいだけさ」

超とタカミチは普段どおりに振舞っている。
しかしそれはガンドルフィーニ先生などが黙っていなかった。

「高畑先生! 何を甘いことを言っているんですか。この子は要注意生徒どころではない、危険です! 魔法使いの存在を公表するなんてとんでもない事です!!」
「確かにな。なぁ超…理由を話してもらえないか?どうしてそこまで魔法をばらそうとする?」
「エミヤ先生、あなたなら私の気持ちが分かると思うヨ?」
「なに…?」
「いや…今のは聞き流してほしいネ。それより何故君達は魔法の存在を世界に対し隠しているのかナ? 強大な力を持つ個人が存在する事を秘密にする方が、人間社会にとっては危険ではないカ?」
「なっ、それは逆だ!無用な誤解や混乱を避け、現代社会と平和裡に共存するために我々は秘密を守っている!それに、強大な力などを持つ魔法使いはごく僅かだ!!」

確かに超の言っていることはわかる。
元の世界でも強大な力を持つ魔術師は封印指定をかけられていた。
そしてガンドルフィーニ先生の言い分も正しい。
しかしそうすると昔の俺は…守れてなかったのだろうな。

「と、とにかく、多少強引にでも君を連れて行く!」
「ふむ…できるかナ?」

もう追い詰められているというのに超は冷静だ。
何かおかしい…。もう少し周囲を警戒したほうがいいか?

「捕まえるぞ! この子は何をしてくるかわからない、気をつけろ!!」
「ハ、ハイッ!」

そうして数人の魔法先生が超に迫っていったが超は慌てずにその手に懐中時計らしきものを取り出した。
あれは…?

「三日目にまた会おう。魔法使いの諸君」

そして超は一瞬にして消えてしまった。
なっ!?
たった一瞬で!?
すぐさま俺は超がいた場所に立ち、

解析開始(トレース・オン)

解析を試みるがなにも発見できなかった。

「士郎、なにかわかったかい?」
「いや、何も解析できなかった。おそらくだが先ほど出した懐中時計が鍵を握っていると思う」
「そうか」

その後、魔法先生達で話し合いが始められたが正直いって俺では力になれそうにないのでこの場を任せることにした。

「タカミチ、俺は姉さんに呼ばれているのでこの場を離れる。なにかあったら携帯で連絡してくれ」
「わかったよ」





こうして色々とあったま
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