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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
060話 文化祭編・開催2日目(07) まほら武道会・本選開始 その7
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ふと、頭上のほうから魔力反応を感じて見上げてみると、

「…なにをやっているんだ、あいつは」
「そうね…」
『へ?』

全員が何事か聞いてきたがすぐにその疑問は消える。
いきなりシスター姿の春日がもう一人誰かを抱えながら空から降ってきたのだ。
そして見事着地。
しめしめといった表情だがアスナがすぐに突っかかっていった。
春日は自分は美空ではありませんと否定しているが呆れてものがいえない。
それでもう一人の人物…名をココネというらしい。
その子に聞いてみると、

「任務ダ。大会主催者 超鈴音に気づかれぬように会場地下へ潜入…高畑先生と連絡を取り可能なら救出すること」

その内容によってタカミチが超に捕まっていることが判明した。
それで色々と事情を聞いてネギ君にも知らせようという話になったがアスナが「だめ、今は自分のことだけで手一杯だから」ということで伝えないことにした。
それで地下道に移動しながら、

「今はネギに頼らないわ。ここは…私達の手でどうにかしなきゃ!」
「ふむ、ならば俺もついていこうか? もう試合も負けて手が空いているからな」
「シロウがいくなら私もいこうかしら」
「え!? いいんですか!」
「ああ」
「ええ」
「しかし士郎さんはクーネルさんの大会に参加する真意を確かめるために出場したのでしょう? いいのですか?」
「む…確かにそうだがもう敵ではないと分かっているしなぁ…」
「それだったら士郎さんもイリヤさんもネギを見ててもらっていいですか? 今のあいつは少し不安定ですし心配だから。それに刹那さんもお願い!」
「いいのか?」
「はい」
「ええー…着いてこないんですかぁ…」

そこで春日が愚図る。
弱ったな…。
だがアスナが私たちでなんとか解決するのよ! と、張り切ってしまっている。
どうするか迷っていると背後から声が、

「フフフ…でしたら私が付き合いましょう。衛宮先生達の代わりに力になりましょう!」
「高音か。もう大丈夫なのか?」
「はい。悪ある所この高音あり! 世界の平和こそ私たち魔法使いの使命! あんなことでめげていられません!!」

そして自信満々に言い切る。
それに佐倉は感動しているが、俺達的には大丈夫か? という不安に駆られた。
そしてアスナ、高音、佐倉、春日、ココネは地下に潜入していった。

「あのメンツで大丈夫だろうか? いささか不安だ」
「そうですね」
「アスナ、高畑先生のことになると目の色変わるからなー」
「ま、それならお言葉に甘えて私たちは残りの試合を観戦してましょうか」
「そうだな…」


◆◇―――――――――◇◆


そして俺と刹那は会場に戻るともう楓とクーネルの試合が始まっていた。
途中からなので状況は分か
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