059話 文化祭編・開催2日目(06) まほら武道会・本選開始 その6
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ているようなものだ」
そして放たれる無数の黒い鞭。
それは生きているかのようにネギ君へと向かっていく。
高音自身も動いて人形の腕を叩きつける。
そのとんでもない光景を見て思わず、
「なんでさ…」
「なんででしょうね…」
刹那とともにため息をつく。
もう気分はハイ!ではなく灰色としか言えない。
『これまた凄まじい攻防! 少年拳士 VS 謎の巨大人形(?)!! 何のモンスター映画だーーーーーっ!? これはさすがに私も「CGなんじゃね!?」と言う疑問を拭いきれません!!』
「朝倉の実況がいい具合にCGの説を促しているが…どこまで効果を持つかだな」
「はい」
ネギ君も早く事態を収めようと先ほどタカミチに放った魔法の射手を宿らせた拳を当てにいくがそれは完全に防がれてしまっている。
これでは時間が経つにつれやばくなっていく。
ああ…こんな大会形式でなければ二人ともマグダラの聖骸布で縛り上げているものを…。
このままじれったい戦いが続くかと思われたがそれはネギ君の機転でどうにかなった。
作戦としてはネギ君がまず全力でダッシュし接近して高音の顔間近で笑みを浮かべる。
それによって高音は油断したはいいがなぜか頬を赤らめていた。
それにより観戦していたチャチャゼロとカモミールがツッコミを入れていたり。
そこに魔法の射手(雷)を溜めていたネギ君はゼロ距離でそれを放つ。
それによって高音は一時意識を失ってしまっていた。
それにより巨大人形はまるで溶けるようにその姿を消していっている。
「なんとか早々に決着がついたか」
「そのようですね。しかしあの魔法…解除されてしまうとああなってしまうのですか?」
「さ、さぁな…」
そう、高音はなぜか魔法が溶けると裸になってしまっていてネギ君が急いでフードを渡すとそれを物凄い勢いで受け取り身を包むと「責任とってくださーーーいっ!」と言って高音は控え室へと猛ダッシュして消えていった。
『えーーー……またしても大変なハプニングがありましたが…ネギ選手の勝利―――ッ!!』
それによって歓声が上がるがまたしても? 一回戦でなにかあったのか?
とにかく試合は終了しネギ君はカモミールに慌てて駆け寄り「どうだった?」と聞くがもう魔法バトル万歳的な事を言われていた。
そこにアスナがネギを叱りにきたがエヴァが現れて、
「私の教えだ。口出しするな神楽坂明日菜」
「エヴァちゃん…?」
「自ら戦う意思を持って戦いの場に立った以上女も子供も男もない…それは等しく戦士だ。戦いの手を緩める理由は存在しない。お前も例外ではないぞ神楽坂明日菜」
「うっ」
アスナも自覚があるのか反論はないらしい。
それに刹那も賛成していた。
しかし、だからといって女の子に恥をかかせるの
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