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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
059話 文化祭編・開催2日目(06) まほら武道会・本選開始 その6
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伝えしたとおり、残念ながら第十試合は古選手 左腕前腕骨折による棄権のため、長瀬楓選手の不戦勝とさせていただきます。続きまして二回戦第十一試合ネギ・スプリングフィールド選手 対 高音・D・グッドマン選手の試合を執り行いたいと思います』

そこに朝倉のアナウンスが聞こえてきて古菲は使える右手をあげて残念のポーズをとっていた。
そしてどこにいっていたのか知らないがネギ君が帰ってきた。
アスナと刹那の試合を素直に褒めるあたりネギ君らしい。
アスナはアスナで先ほどの動きはどうしたのかという質問でクーネルの指示とも言えず言い難そうにしていた。

「あ、そうだ。大変なんだよカモ君、それに士郎さん」
「ん?」
「なにかあったのか…?」

そして聞く。
ネギ君の話によるとネットに画像や魔法の話題が飛び交っているという。
まずいな。もしかしてこれも超の計画の一つか? だとしたら後手に回ったことになる。
と、そこに、

「ネギ先生!!」
「た、高音さん!?」
「ついにこの手であなたを懲らしめる時がきましたね!」

高音が騒いでいるので俺は再度、

「なぁアスナ達…ネギ君はなにか高音に恨みでも買う事をしたのか?」
「え、い、いやぁ…それは」
「黙秘権を行使してもよろしいでしょうか」
「別に構わないがほどほどにしておけよ? あれでは魔法をおおっぴらに使う可能性が出てくるからな。ただでさえネギ君の話ではやばいと聞いたから」
「そ、それは?」
「なにね…」

俺はネギ君の話をそのままアスナ達に伝えた。

「そ、それはまずいことになりましたね…」
「マズイっていう展開ですかね」
「かなりな」

皆一様に不安の顔色をしていたがそこに追い討ちをかけるような発言。

「この『影使い・高音』近接戦闘最強モードを出して本気でお相手させて頂きます!」
「「「!?」」」
「あ、あの高音さん! 実はインターネットの方で問題があってあんまり本気出したり派手な技を出すのは…!」
「言い訳は聞きませんよネギ先生! 本気できてください!」
「あ、あの…!」

ネギ君の言い分も聞かず高音はそのまま舞台へと向かっていってしまった。

「あわわわ…」
「とりあえずネギ君。早急に終わらせてくれ…あれはまずい」
「は、はい! 善処します」

そう言ってネギ君も舞台へと上がっていった。

「ふむ…とりあえずはネギ君に任せよう」
「そうですね」
『それでは第十一試合…ファイト!』

朝倉の実況が聞こえてきたと同時に高音の周りに魔力が満ちていく。
そして現れたのは黒衣の巨大人形…、って!

「おい高音…魔法の秘匿はどうした?」
「は、派手ですね…」
「派手という問題ではない。あれではもう魔法を使っていますといっ
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