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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
058話 文化祭編・開催2日目(05) まほら武道会・本選開始 その5
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ら今なら信じられるぜ」
「ま、あんたも見ていなさいよ。さっきからすごいこと連発しているから」

アスナにそう言われてネギと小太郎は戦いをじっと見ていることにした。
視線の先では空中で未だに飛び回っている二人の姿があった。
しかし千日手になってきたのでなにか行動を起こすなら今だろう。
そして先に士郎が動いた。

「くっ! ならば剣製の赤き丘の千剣よ!―――I am the bone of my sword(体は  剣で 出来ている)…その真価を発動せよ」

士郎がそういった瞬間、空中に竜巻が発生しそれがすべて晴れた瞬間、周りに古今東西の武器がところ狭しと浮かんでいた。
その光景にネギ達は呆気に取られてしまう。
だが驚くのはまだ早い。

「集まれ、すべての武器よ…一つとなりその身を巨大にせよ!」
「なっ…! そのような能力もあったのか!」

エヴァが驚く中、士郎の頭上に剣達が集まっていき別荘と同じくらいのとてつもない巨大な剣が姿を現す。さらに炎を宿らせ轟々と燃えているからその巨体にして熱量は膨大だ。

「さぁ受けてみろ! 秘儀・巨人殺し!!」

その重量に見合わず巨剣はすさまじいスピードでエヴァに迫っていきさすがのエヴァも受け止めるには苦と感じたようで、

「契約に従い、我に従え、氷の女王。来れ、とこしえのやみ、えいえんのひょうが!!」

それによって巨剣は一瞬で凍りついてしまった。
これほどの巨体を高速詠唱ですべて凍りつかせる辺りエヴァの魔法の腕がわかるほどだ。

「全ての命ある者に等しき死を。其は安らぎ也………“おわるせかい”!! 砕けろ!!」

巨剣が砕けると同時に氷の雨が当たり一面に降り注ぐ。
だがそこで手を緩めるほど両者は甘くない。
士郎は干将・莫耶を、エヴァはエクスキューショナーソードをその手に出してまた接近戦を繰り広げていた。
それを見ていた一同は、

「…とんでもねぇー。なんだありゃ?」

カモの一言に全員(ランサーとチャチャゼロは普通に観戦)は息を盛大に吐き出す。
息をするのを忘れるくらい二人の戦いは苛烈なものだった。
そしてその間にも二人はまた剣山の上に立ち、

「そろそろ外の世界もタイムアップが近づいている頃だ。この久々に血が滾るような楽しい戦い名残惜しいが次で最期にしようか」
「それはいい。俺ももう疲れたからな」

そして互いに見詰め合う中、エヴァはエクスキューショナーソードの密度を高め、士郎は干将・莫耶をオーバーエッジ化させ風王結界(インビシブル・エア)をまとわせる。

カッ!と目を見開き、

―――エクスキューショナーソード(エンシス・エクセクエンス)!!
―――風王鉄槌(ストライク・エア)二連(ダブル)!!

それにより
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