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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
058話 文化祭編・開催2日目(05) まほら武道会・本選開始 その5
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しかしなにをするのか。

「なんでもこれからすることをしっかりと目に焼き付けとけ、らしいわよ。ネギがこの場にいないのが残念ね」

と、そこに朝倉さんの実況が響いてくる。

『おっとこれはどうしたことだ!? 衛宮選手とエヴァンジェリン選手。両名見つめあったまま動きを止めてしまった! 先ほどまでの戦闘が嘘のように静まり返っています!!』

こ、これは…。
なにか知っていそうなイリヤさんは士郎さんの契約カードを取り出すと、

「いくわよ。今二人は幻想空間(ファンタズマゴリア)にいるわ」
「わ、私もいくわ」
「大丈夫、全員つれていくわ。ニー・ベル・ロー・レル・フリードリヒ…夢の妖精女王メイヴよ扉を開けて夢へといざなえ」

こうして、アスナさん、私、お嬢様、イリヤさん、ランサーさん、チャチャゼロさん、カモさんの計七人もの人数が夢の中へと入っていった。
そして目にするのは崩壊しかけている別荘の光景だった。
というより別荘が剣山と化している。

「なんだこりゃ! まるでどこかの戦争風景か!」
「す、すご…なんていうかここまであの別荘を破壊できるなんてやっぱりすごいわね」
「はい…ところで士郎さんはどこに」
「せっちゃん、いたへ」

見た先には空に飛ぶエヴァンジェリンさんとアーティファクトで高速浮遊している士郎さんの姿があった。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


ふむ、エヴァの案に乗って幻術空間に来たはいいが場所は別荘か。
エヴァは空を浮遊している。
なるほど、さすがに夢の中まで呪いはこないし全開でやれるということか。
ならば覚悟を決めねばな。

来たれ(アデアット)!」

すぐさま俺は『剣製の赤き丘の千剣』を召喚し飛び乗って同じく空を舞う。

「さて…ここまで来たからにはお前の全力を見せてもらうぞ」
「どこまでできるか勝負といこうか」

お互いにニヤッと笑みを浮かべたと同時に俺とエヴァは空を駆ける。

「まずは手始めだ! 魔法の射手(サギタ・マギカ)! 連弾(セリエス)闇の230矢(オブスクーリー)!!」
停止解凍(フリーズアウト)全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)!!」

エヴァが二百はある闇の射手を放ってきたに対し俺の剣はせいぜい五十くらいがやっとだろう。圧倒的に数が足りない。
だがやりようはある。

壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)!!」

魔法と剣が重なる瞬間を計り、剣をすべて爆発させる。
これによってお互いに相殺しあう。
だがエヴァはすぐに接近してきてその手には魔法の剣が構築されていてので俺は新しくなった干将・莫耶を投影し、

属性、付加(エレメントシール)、|“風王”《エア
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