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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
057話 文化祭編・開催2日目(04) まほら武道会・本選開始 その4
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た。

『あ…神楽坂選手ダウン! しかもこれは何かの手品かいつの間にやら神楽坂選手の手には巨大な剣が!』

朝倉の実況で刃物の禁止の話が出てアスナは失格判定となり、

『桜咲選手、勝利――――ッ!』


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮イリヤ


試合が無事に終わってひとまず安心したけど、

「アスナのあの動き、なにがあったのかしら」
「そうだな。特に最後のは別人みてぇだったからな」

別人、確かにそう見えた。
なにかの衝動にも動かされていたようにも感じた。
ますますアスナの隠された秘密が知りたくなったかもしれない。

「まぁとにかく次はシロウ達の試合か。…なにか控えの席でエヴァがなにやらわめき散らしているけど一体どうしたのかしら? なにかこう面白そうなことが起こっていそうな感じ?」
「ありゃガキの暴動にしかみえねぇがさて、な」
「シロウが気にかけているフードの男関係か…。ま、いいわ。そのうちわかるだろうし」



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