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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
057話 文化祭編・開催2日目(04) まほら武道会・本選開始 その4
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トナーとしてあんたを守ってやれるって所を見せてやるわ!!」

と宣言したが、残念なことにネギ君は顔を赤くしてしまい他の観客もいいように勘違いしたようで色々と声を上げている。
そこにとどめの朝倉の実況、

『おおーーっと、これは大胆。試合中に愛の告白かーーー!?』

と持て囃す。いやぁ、「ちがーーーうっ!!」とは反論しているもののなんていうか一同に注目されるアスナは可愛そうな構図だな。
だがそこでアスナの動きが突然悪くなる。
なにがあったのだろうか。
アスナは誰かと会話をしているようだが相手はおそらくクーネル。
そして使ったのはなんとタカミチが使う咸卦法。
これで驚かないわけがない。
エヴァですらなぜ使えるという感じに驚いている。

「クーネル、あれは?」
「ふふふ、内緒です」
「貴様、教えろ!」

会場はあちこちで色々な意味でヒートアップしていく。
アスナも気合を入れなおして「いきます、師匠!」といって刹那に突っ込んでいく。
そしてまた始まる高速戦闘。
エヴァは必死な形相で、

「ええい、刹那!! 神楽坂明日菜程度に何を手間どってる!! 5秒で倒せ!! いや、殺れ!!」

といって捲し立てる。
そこにクーネルが追加の賭けをしてきた。

「エヴァンジェリン……賭け金をさらに上乗せしましょうか?」
「何!?」
「私の賭け金はナギ・スプリングフィールド……サウザントマスターの情報です」
「な……が……」

今現在かなり脳内暴走しているエヴァには的確にクリーンヒットしてクーネルの罠ともいえる誘いに、

「の……ぐぐ……乗るに決まっているだろうがっ!」
「フフフ、了解です」

簡単に乗ってしまった。

「な、なんかいいように遊ばれているような」
「アイツトナギダケハ御主人ノ天敵ナノダ」
「天敵…それはわかるな。俺もあいつとは真っ向に相手をしたくない」

そしてクーネルが出す賭けの追加に刹那が負けた場合、エヴァが着る水着にさらに「ネコミミ」「メガネ」「セーラー服」が上乗せされた。
カモはそれに興奮して俺は想像してもしかしてという理由で顔を青くした。

「クーネル、やめろ。俺を試合で殺す気か?」
「はて、なんのことやら」
「こいつ…! もしそうなったら腹いせがすべて俺に向かってくるのだということになるんだぞ!?」
「あー、確かにそうですね。その時はご愁傷様というしかありません」
「マァ、ソノトキハアキラメロ。ケケケ」
「そうだな。士郎にすべてぶつければいい。ぶつければ…フフフ」
「士郎の旦那、ご愁傷様っす」
「くっ…なんという、ことだ」

全員のお言葉をもらい俺はひざを付きそうになる。
俺も刹那にカードで加勢でもしてやろうか?
そんな思いが過ぎったが刹那の
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