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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
054話 文化祭編・開催2日目(01) まほら武道会・本選開始 その1
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人に観客は野次を飛ばしてきている。
しかしそんなものは知らないといった感じに朝倉がうまく話を進行していく。
おまけで控え席にいたアスナとネギ君が声を上げた。
それに反応してようやく高音が頭だけローブを取って正体を明かした。

「おはようございます、ネギ先生。それに衛宮先生」
「ああ、おはよう高音。やっとローブを取ったな」
「ええ、いずれは取ることになるのですから別段問題はないだろうと思いましたので…」
「そうか」

俺が高音と普通に会話をしている中、ネギ君とアスナから声が上がった。

「あんたは……」
「昨日の魔法生徒の……なんでこんな所に!?」
「なんだ、知らなかったのか? トーナメント表の名前でもう知っていると思っていたが…」
「え、あ…確かにそうだけど。っていうか士郎さん知ってたの!?」
「ああ。昨日は同じグループだったからな。そういえば大会の出場の理由を聞いていなかったがなにやらネギ君を懲らしめるとか何とか言っていたが…」
「はい。衛宮先生は別の区域担当で知らなかったようですが昨日の一回だけ告白生徒が出てしまったのは知っていますでしょ?」
「そうだな。理由は知らないが未遂に終わったと聞いた」
「ええ、ええ…確かに未遂で終わりましたとも。ですが―――……」

高音の言葉は次の瞬間には紡がれる事はなく変わりにアスナと刹那が高速の勢いで高音を掴んで舞台裏に連れて行きネギ君も俺にお辞儀をしながら着いていった。
そしてしばらくして帰ってくると高音はなにかを言い遂げたのか満足そうに席に着いたが代わりに三人はアワアワしていた。

「結局なんだったんだ…?」
「いえ、私とした事が神楽坂さんとの約束を破るとこでした…とりあえず恨みはないですがネギ先生と戦う際は私も本気で行かせて頂くと伝えておきました」
「まぁ、それはいいんだが本気でなにがあったんだ?」
「衛宮先生はお気になさらず…これは私とネギ先生との問題ですから」
「そうか。なにか釈然としないがとりあえず頑張れとだけエールを送っておく」
「ありがとうございます」

(あっぶなかったわね〜…思わずタイムマシンのことを知らない士郎さんにばれるとこだったわ)
(そうですね。確かに危なかったですから先ほどの行動はよかったと思われます)
(まったくよー…士郎さんにばれるって事はもしかしたら仲がいい高畑先生にあの痴態が耳に入っちゃうところだったんだから。士郎さんはそんな事はしないと思うけど…)
(本当に僕のせいですみません…)
(まったくよ!)


士郎と高音が会話をしている間、昨日の珍事件での話が再発してネギはアスナにこってり怒られていた。
そんなこんなで時間が経過して朝倉の『第一試合、Fight!!』という声で全員目を向けた。


開始の合
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