暁 〜小説投稿サイト〜
剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
052話 文化祭編・開催1日目(02) 武道大会開催
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。普通に納得するところが理解できない」

反対側に飛んだ高音に目をやる。さすがのビームに驚いて動きが固まっている。…俺だけでしとめるか。
田中が「LOCK ON」と言って両腕を構えたのでおそらく茶々丸と同じくロケットパンチなのだろう。
俺は高音に先行するといって、錬鉄魔法【風】を纏い足に魔力を溜めて瞬動し一瞬で田中の下に入り腕に魔力を流し腹からめり込むように打ち上げてやった。
当然田中は反応をしめす前に稼動限界を越えたらしく空中にて体が浮いていた。そしてそのまま地面に落ちて二度と起き上がってこなかった。
なにかバチバチ言っているがまぁ大丈夫だろう。

『おおっと! 衛宮選手のすさまじい突き上げからの拳! あまりの衝撃に田中さんは起き上がらない!? これでH組も予選の二名が決定!』

これによって俺と高音は本戦出場が決まったわけだがどうにもな…。
やはりこんなことに力を使うのは気が引けるな。だが出てしまった以上は最後までやり遂げよう。
そこで高音が話しかけてきて、

「さすがですね。高畑先生以上の実力の持ち主というお話も大概嘘ではないようです」
「よしてくれ。まだまだ俺も未熟さ。だからそんなに畏まらなくていい」
「ふふ…わかりましたわ」

『皆様、お疲れ様です。本選出場者16名が決定しました。本選は明朝8時より龍宮神社にて!』

朝倉の労いの言葉が会場に響いた。

『では、大会委員会の厳正な抽選の結果決定したトーナメント表を発表しましょう――――こちらです!!』

そしてトーナメント表が掲示されたのだが本当に厳正な抽選をしたのかどうか迷うところだな。
ネギ君をタカミチと一回戦から当てるのはなにかしら作為を感じる。
その証拠に「ええーーーーっ! タカミチ!? 無理だよ!!」とネギ君が叫んでいる。
そして俺の一回戦目の相手は…

「ふふふ…奇しくもお前と初戦だとはな…?」
「お手柔らかに頼むぞ、エヴァ」
「さて、どうしてやろうか…」

…エヴァである。いきなりどちらかを潰しにかかってくるとは…。やるな、超鈴音!
ちなみにトーナメント表はこうなった。




Aブロック
一回戦目  佐倉愛衣  vs 村上小太郎
二回戦目  大豪院ポチ  vs クーネル・サンダース
三回戦目  長瀬楓  vs 中村達也
四回戦目  龍宮真名  vs 古菲

Bブロック
五回戦目  田中(β) vs 高音・D・グッドマン
六回戦目  タカミチ・T・高畑 vs ネギ・スプリングフィールド
七回戦目  神楽坂明日菜   vs 桜咲刹那
八回戦目  衛宮士郎  vs エヴァンジェリン・A・K
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ