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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
046話 学園祭編・準備期間(02) 幽霊騒動と使い魔の契約
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よ」
宮崎に至っては涙を流して頷くだけであり、
とうのネギ君も「幽霊は見た事がないので…」
と、言っていたので傍観していたがそろそろただ事ではなくなってきた事を俺は感じ取って対策を取ることにした。
だが、行動を起こす前に朝倉が俺に近寄ってきて、

「ねぇねぇ士郎さん…」
「なんだ朝倉…? その妙に暗い感じの顔は?」
「…いやね? 一昨日に士郎さんを撮った時にね、同じ写真が出てきちゃったんだ…それでなにか知ってるかなって」

まずい、これでは事を大きくしてしまう可能性がある。
なので無難に「知らん」と回避。朝倉がなにか疑惑の目を向けてきたがここは無視。
そしてその後、相坂を俺は冷静を装いながらも探すことにした。

……そうしているうちに日は落ちやっと相坂を見つけた時には新聞の記事の前で泣いていた。
誤解されたとはいえ不憫な…。
すると相坂は俺の存在に気づいて泣きついてきた。

『どうしましょう士郎先生! なんかすごい誤解されちゃいました!』
「う、うむ…これはさすがにまいったな。刺激するとさらに悪化する可能性が起きてくる。とりあえず相坂は俺にとり憑いていろ。なにかあったら守るから…」
『はいぃ…後迷惑かけます』
「気にするな…しかしなにやらウチのクラスが騒がしいな?少し…いやかなり嫌な予感がするが向かってみよう」
『はい…』

それで教室に向かってみると生徒達がなにやら胡散臭い…失礼、物騒な銃を構えていた。
そしてネギ君達もなにやら相坂の過去を調べたらしく話し合いをしている。
しかし、注目する点は何名かの持っている銃に書かれている『除霊』や『封神』といった生々しい言葉…。
それに少し眩暈を感じながらも、

「…君達は一体なにをしているのだね?」
「あ、士郎さん。ちょうどいいね。士郎さんがいれば百人力だよ」
「朝倉、これは一体なにをしようとしている…?」
「まぁまぁ、すぐにわかりますって。それじゃうちの秘密兵器を投入するよ。宮崎!」
「は、はい!」

なぜ宮崎が秘密兵器なのだろうか? そう思い俺は宮崎の方へと向いた。途端、血の気が引いた。
宮崎がなにをしようとしているのかは分からんが人の心を読むアーティファクトを出している。
これは…やばい!
そう思った時には、遅かった。

「相坂さん…あなたが出てきた目的はなんですか?」

反応してはいけない! とも言えず相坂は宮崎の言葉に反応してしまった。
そして案の定、宮崎の日記には断片的な言葉しか映らず写真のように悪霊っぽく絵が映ってしまっていた。
宮崎はそれですぐに「この人は悪霊です!」と叫んでしまい事態がさらに悪化した。

「くっ! 相坂、逃げるぞ!」

俺は混乱の声があちらこちらから響く中、小声で話しかけたが混乱してしま
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