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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
046話 学園祭編・準備期間(02) 幽霊騒動と使い魔の契約
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まだまだだがそれでも将来はいい戦士になるぜ」
「ランサーさんが言うなら信憑性がありますね」
「そうやね、せっちゃん」

皆が楽しく会話しているところで相坂が俺に話しかけてきた。
だから俺も小声で話を聞いてやった。

「どうした相坂…?」
『はい、士郎先生達にも気づいてもらえたからもしかしたらネギ先生達にも気づいてもらえないかと思って…』
「そうか」
『はい。だから話しかけてみようかと思って…』
「そうだな。いい機会だから話しかけてみたらどうだ」
『はい!』
「士郎さん誰と話してんの?」
「ぬおっ! あ、朝倉か…驚かすな」

俺と相坂が小声で会話していたら朝倉がカメラを構えながら話しかけてきたのでとっさに相坂を隠すように前に出て会話を続けた。
すると「これはなにかあるな?」といった感じの好奇心の眼差しをしたのでヤバイと思いながらも落ち着いてなにもないぞと伝えておいた。
相坂は俺が朝倉の相手をしている間にネギ君達に話しかけているがどうもやはり気づいてもらえなかったらしくしょぼんとして、それから角に躓いてこけて泣いていた。
…それより幽霊ってこけるものなのか?
それでしょうがないなと思って今度は口の中で呪文を呟いて再度、姉さんとランサー以外に気づかれないように相坂を立たせてやった。
『ありがとうございます…士郎先生』と言われたので今度は気づかれないように口だけ動かして「気にするな」と答えておいた。
だけどそこでネギ君が相坂の泣き声に反応したのかどうかは分からないが一瞬相坂のいる場所に振り向いた。

「どうしたのよ、ネギ?」
「あ、いえ何でも…」

アスナが疑問の顔をしてネギ君に聞いているがネギ君も原因がわかっていないらしくきょろきょろと一回周りを見回した後、また普通に歩いていった。
それで希望が持てたのか相坂はなにか決意したような顔になっていた。
それを見ていた俺達は、

「なにか…嫌な予感がするが気のせいか?」
「いんや、これは何かしでかすかもしれねーな?」
「シロウ、乗りかかった船なんだし最後まで付き合ってあげるのよ?」
「わかった」


◆◇―――――――――◇◆


…そして翌々日、嫌な予感は的中することになった。
相坂は昨日に勇気を出して学園祭準備のためクラスに残っていた皆の前に姿を出したらしいがいかんせん幽霊だから普通に考えてまともに掛け合いができるわけもなく写真も撮られて新聞に載ってしまっていた。
それで昨晩、教室にいた面々は騒ぎを起こしていてこちらに関わっている者達は、

綾瀬は、「あれは本物だと思います。なんというかリアリティーがありました…てっきりまたネギ先生絡みの事件かと…」
アスナは、「私もそう思ったけどね…」
このかは、「昔から出るって噂はあったん
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