043話 石化の解除
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ですね」
それで急に話し続けていたことに気づいたネカネさんは顔を赤くしてすみませんと謝ってきていた。
そうしていると突然後方から、
「ネカネお姉ちゃーーーん!」
「アーニャ! 来てくれたのね」
二人はまるで中睦ましい姉妹のように抱き合っていた。
「ええ。なんでもすごいことをするっていうんですぐに戻ってきちゃった」
「ええ、そうよ。きっとあなたも喜ぶことだわ」
「そうなんだ! …ところでタカミチさんはいいとしてこの白髪のおじさんは誰なの?」
グサッ!
そういう擬音がまさに俺の胸を貫通した。
ぐおぉっ!? まさか…またおじさんといわれる時が来ようとは…! やはりこれか!? この白髪がいけないのか!!?
おもわず俺は前のメリにあまりのショックに倒れそうになったがそれをタカミチが支えてくれた。
「すまないタカミチ…」
「いや、いいんだ。なぜか士郎の気持ちがダイレクトに伝わってきたからね」
「アーニャ! いきなりシロウさんに失礼でしょ!?」
「あわわ…! ごめんなさい!」
「大丈夫だ…この白髪で言われるのは慣れているからな…ハハハ…」
それからなんとか気持ち立ち直った俺はこの赤い髪の少女に挨拶をした。
この子も確かネギ君の記憶に出てきた一つ上の幼馴染の子か。
「俺は衛宮士郎。ネギ君の補佐をやらせてもらっているものだ」
「あ、これはご丁寧に…私は『アンナ・ココロウァ』…アーニャと呼んでください。…えっと、シロウさん?」
「わかった、ではアーニャと呼ばせてもらうとしよう」
「はい! でもタカミチさんと一緒にいるっていうことはこっちの関係者でいいんですか?」
「ああ、そうなるな。ネギ君の補佐もそれでやっているものだからな」
「そうですか。それでネギは今どうしてますか!?」
「順調に勤務や修行に励んでいるよ。本当に十歳とは思えないほどだと常々思っている」
「そっか。アイツもしっかりと頑張ってるのね…もっと話を聞きたいところですけど今はネカネお姉ちゃんに聞きたい事があるので…」
「構わない」
それでアーニャはネカネさんに話を移らせていた。
それにしても本当に元気な子だ。
「それでネカネお姉ちゃん…すごいことって一体なにをするの? 詳しく聞いていないからなんのことかさっぱりなんだけど…」
「それは、ある場所に案内してから話すわ…シロウさんも関係していることなのよ?」
「シロウさんが…?」
「ええ。それでは学園長もお待ちでしょうし向かいましょうか」
「ええ」
そして俺達はメルディアナ学園長がいる部屋に案内された。
そこにはあちらの学園長とは違い威厳がある人物がいた。
さすがは魔法学校の校長だ。貫禄がやけに様になっている。
「よく来てくださった。衛宮士郎殿。タ
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