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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
043話 石化の解除
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になることも叶わないんだ」
「そうか…」
「安心したか?」
「まぁね。士郎のことは親友だと思っているからなお更だ」
「それは嬉しいことだ。俺もこの世界ではタカミチが一番の親友だと思っているよ」
「ははは…しかし男同士でこんな話もなにか変だから別の話をしようじゃないか」
「だな」





それからは二人でこれからについて色々と語った。
そしてしばらくして飛行機はこちらの倫敦に到着した。
そこで思う。やはりどの世界でも倫敦は魔的な関係が深い場所だなと。
しばらく歩くと待っていたのか一人の女性がこちらに向かってきた。

「久しぶりですね、タカミチ」
「やぁマクギネスさん。相変わらず時間にはきっちりしているね」
「いえ、職務ですのでお構いなく。それよりあなたが衛宮士郎さんですね」
「はい、そうです」
「お待ちしていました。メルディアナ学園長もさぞお待ちになっています。なんでも石化を解けるかもしれないという力を持っているという…」
「ドネットさん…今ここでは」
「っと、そうでしたね。私とした事が嬉しさのあまりはしゃいでしまいました」
「やっぱり君も嬉しいんだね」
「ええ。彼らのことを思うと今も心が痛みますから…とくにネギ君は心に深い傷を負ってしまった事件でしたから」
「それは聞きました。だから自分も役に立ちたいがために本日はまいった次第です」
「ふふ…感謝しますね、衛宮さん。さ、それでは向かいましょうか」

それからドネットさんに案内をされて俺とタカミチはウェールズに到着した。
…そういえば、ウェールズはセイバーの故郷の近くの場所であったな。
ぜひとも時間があれば色々見物していきたいものだ。
そんなことを考えているうちに俺達は草原に建っているネギ君の故郷に到着した。
ドネットさんは先に用があるというのでメルディアナ学園長のもとへと向かった。
それで変わりの案内役が出てきてくれたのだが、どこかで見覚えが…

「あなたがネギの副担任をしていらっしゃる衛宮さんですか?」
「ええ、そうです。そういうあなたは話に聞くネギ君の姉の…」
「はい。私はネカネ・スプリングフィールドです。お会いできて光栄です、衛宮さん」
「士郎で構いませんよ、ネカネさん」
「そうですか。ではシロウさんと…」
「!」

…驚いた。一瞬だが彼女が俺を初めて名前で呼んだセイバーに被ってしまった。
それでなにか疑問の表情をしているようだったから俺もすぐに普段どおりにして話を進めた。
それからはというもの、ネカネさんは俺とタカミチにネギ君のことを色々と心配して話を聞いてきた。
それで俺も「最初はやっぱり不安でしたが今ではしっかりと先生の仕事を頑張っていますよ」と伝えた後、

「ほんとうにネギ君の事を大事に思っているん
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