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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
041話 悪魔襲来(後編)
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長に検索している暇はない。
俺にできることは作ること。ならば最強の盾をすぐに投影しろ! でなければ俺は槍に貫かれる!!
すべての工程を速やか且つ迅速に済ませ、

「―――I am the bone of my sword(体は  剣で 出来ている)

後は手をかざし真名を唱えるだけ。
防げるかは未知数。だが、バックには姉さんがいる。だから、ここで倒れるわけにはいかない!


「―――突き穿つ(ゲイ)
熾天覆う(ロー)―――……」
死翔の槍(ボルク)――――!!!」
「―――七つの円環(アイアス)!!!」


ほぼ同時に放たれた真名。片方は必殺の一撃、もう片方は絶対の守り。
飛来するゲイボルクはアイアスに衝突した瞬間、一気に七枚のうち二枚は持っていかれ俺は姉さんからの魔力供給もあり残りの五枚のアイアスにも俺の全魔力を持ってして挑む。
それでも一枚ずつ砕かれていくアイアスの盾…勢いは止まることを知らずに次々と砕かれついには一枚にまでなってしまった。
だが、諦めるわけにはいかない!

「ウオオオオオオオオオーーーーーーッ!!!!」

姉さんの魔力も存分に流し込み裂帛とともについに最後の一枚を残しゲイボルクはその動きを停止させ地面に無音で落ちた。
ランサーはまさか防がれるとも思っていなかったのだろう。目を見開き驚愕の表情をしている。
だが、それによりわずかな願いでもある隙が生まれた。
悲鳴を上げる魔術回路に再度活を入れなおし俺は今無手のランサーに瞬動をして疾走する。
そして設計図に起こしていた歪の短剣『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』を投影し勢いよく突き刺し、


「“破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)”!!」


キャスターの短剣の真名を解放した。
それにより言峰との間の契約を解除されランサーは片膝をつく。
俺も崩れそうになるが必死に耐えてすぐに姉さんに目を配る。
了解したのか姉さんは令呪が浮かんだ手をかざし、

「“―――告げる!
汝の身は我の下に、我が命運は汝の槍に! 聖杯のよる辺に従い、この意、この理に従うのなら―――…”」
「っ!?させんぞ!」

再契約の呪文を唱えだした姉さんを殺そうとした言峰は先ほどの余裕もどこへやら…悪魔の姿をとり姉さんに襲い掛かろうとする。
だが、まだ俺の存在を忘れてもらっては困る。

来たれ(アデアット)!」

魔力が今ほぼガス欠状態の俺でもアーティファクトは出現させる事はできる。
それにより言峰の放ってきた泥を剣の防波堤で防ぐ。

「なに!?」
「この世界の俺の新たな力だ。先に進ませはせんぞ!」
「“―――我に従え! ならばこの命運、汝が槍に預けよう……!”」

そしてここに再契約の呪
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