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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
040話 悪魔襲来(前編)
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と、叫んだんやけど。それは拒否反応をして代わりにアスナが大声で叫びをあげた。
なにがあったんや!?
それでヘルマンのおじさんは急に語りだした。

「ふむ…実験は成功のようだ。放出型の呪文に対しては完全だ。私も本気でいこう。さあネギ君、これで終わりな訳あるまい?
ああ、衛宮士郎という危険因子だが今頃は彼女等とは別の私の配下が数人相手で仕掛けているころだろう。彼らは双方ともに無口だがその実力は相当のものだ。彼が勝てることか……」
「なんやて、おっさん!? もう一回いってみぃ! 士郎の兄ちゃんがそう簡単に負けるわけあるかい!?」
「そうですよ!」

ネギ君と小太郎君が即座にヘルマンさんの言葉を否定した。
ウチも士郎さんの強さは十分わかっとる! だから、無事でいてな。士郎さん! イリヤさん!


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


俺は雨の中、飛び出して姉さんを片手で抱えながら悪寒がする方へと駆けていった。
そして着いた場所はネギ君の試験の場所でもあった世界樹広場の大階段…
そこにはそれぞれ黒衣を羽織っていてまだよくわからないが二人の人…らしい人物が立っていた。

「お前達は何者だ? この学園に無断で入ってくるとは…」
「………」
「………」

二人は黙りこくっていて余計奇妙さを醸し出している。

「…ねぇシロウ。あいつらなの? 変な気分にさせた奴らって…」
「いや、違う。今はそんなものは感じない…だが、やつらも油断できない相手だ。おそらく人外の類…」

そういった途端、二人は無言で動き出した。しかもいきなり人の皮を破り本来の姿なのだろう…
片方の背の高い奴は悪魔化したと同時に手に持っていた黒鍵のような黒塗りの細い剣が腕に取り込まれたがのように融合している。
そして、もう片方の拳銃を持っていた奴も悪魔化で銃身が大きく広がり大砲のようになっていた。
なるほど、どうにも解析できなかったのは体の一部というということが原因だったわけか。

「悪魔、か…しかし、」

―――投影開始(トレース・オン)

すぐに干将莫耶を握り姉さんもまだ自分用の杖ができていないのか小さい杖を取り出した。

「姉さんは援護を! 俺が奴らを足止めする!」
「わかったわ!」

俺が地を蹴って走り出したと同時に刃の腕を持つ悪魔が俺に飛び掛ってきてそれを同時に打ち合わし、後方担当の悪魔はそのでかい砲身から魔力弾を何度も放ってくるがそれを姉さんが魔法の射手(サギタ・マギカ)をその数を集束させてすべて防いでいる。
見れば砲身の悪魔は俺より姉さんを標的にしているようだ。
そして俺には剣持の悪魔…俺たちを分断させるつもりのようだ。
姉さんもそれがわかっているようで最大限に警戒をして
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