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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
039話 記憶を見た皆の反応
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ーカーと戦うアーチャーの姿を…」

姉さんがやっと泣き止んだのかそう告げた。
このかがすぐに反応して姉さんに聞いてみた。

「士郎さん達と別れた後のアーチャーさんの姿…? そのとき何があったん? イリヤさん」
「英霊エミヤの生き様が垣間見れるわ…」
「生き様か…」
「そう、それはシロウのいくつもある理想の一つの終着点、そして魔術の果ての形でもあるわ」

そして俺達は今度は姉さんの記憶の中に入っていった。
そこで見たのは俺達と別れた後の姉さん達の殺し合いだった。
アーチャーは様々な攻撃を駆使してバーサーカーと戦闘を繰り広げるが力の差は歴然…
すぐに追い込まれてしまうがアーチャーは諦めなかった。
そして体を少しずつ削られながらも詠唱を開始する。


―――I am the bone of my sword(体は剣で出来ている。).





「…前から思っていたがその呪文はなにを意味しているんだ?」
「『体は剣で出来ている』…」
「えっ?」
「士郎さん…?」


俺はエヴァの質問にアーチャーの言葉を代弁する形で語りを始めた。






―――Steel is my body(血潮は鉄で), and fire is my blood(心は硝子。).
―――I have created over a thousand blades(幾たびの戦場を越えて不敗。).






「『血潮は鉄で、心は硝子…幾たびの戦場を越えて不敗』…」





    
―――Unknown to Death(ただの一度も敗走はなく、)
―――Nor known to Life(ただの一度も理解されない。).
 





「『ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない』…」






―――Have withstood pain to(彼の者は常に独り) create many weapons(剣の丘で勝利に酔う。).






「『彼の者は常に独り…剣の丘で勝利に酔う』…」






―――Yet,those hands will never hold anything(故に、生涯に意味はなく。).
―――So as I pray(その体はきっと)unlimited blade works(剣で出来ていた。).






「『故に、生涯に意味はなく。その体はきっと剣で出来ていた』……」





それによりアーチャーの心象世界…『固有結界・無限の剣製』が発動して世界は一度破壊され、そして再生される。
それによって出来た世界にはとても
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