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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
037話 別荘での修行とネギの過去
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私達が南国に行っている間にそんなことがあったの…」
「ああ。ちなみにもう魔法世界では『鍛冶師エミヤ』の名は浸透しているらしいからな。なんでも本国の鍛冶師全員が士郎が作った作品にはお手上げ状態だからな」
「鍛冶師全員が!?」
「まぁ当然の反応でしょね。シロウの場合、宝具が作られた過程も解析できるからそれを見本に新作を打ち出しているようなものだから」
「今思うと旦那って…戦いより鍛冶師か料理人の方が向いてんじゃねぇか?」
「そうかもしれないけど…本人の前で言わないほうが良いわよ? カモミールの場合三枚に卸されそうだし」
「ひぃいいいっ!」

カモ君が悲鳴を上げているけど士郎さんって本当にそっちに向いているかもと思ったのは秘密だ。
そこで師匠(マスター)が「さて、ともかくもうこの話は終わりにして修行を開始するぞ」と言ったので、

「はい!」

と元気よく返事を返しました。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


ネギ君が別荘で修行をし始めてから数日…最近俺も入り浸っていて一日に一時間を何度も繰り返しているので時間の感覚が麻痺しているかもしれないがとにかく数日後、
俺は受け持ちの授業を終わらせた後、3−Aに向かってみるとネギ君はとてもやつれていた。

「大丈夫かね、ネギ君?」
「あ、はい。なんとか…それより授業も終わりましたし師匠(マスター)も待っていますのでいきましょうか」
「そうだな。だが別荘に行ったら一回休め。古菲との朝錬もあるのだから修行する前に倒れるぞ?」
「はい…そうします」

まだ少しフラフラしているので心配だが別荘に行けば休めるので大丈夫だと思い俺は一応倒れる寸前まで待つことにした。
その段階までいったら即ベッドに強制連行する心構えで持って。
それでネギ君に注意を払っていたせいだろうか? エヴァとネギ君、カモミールとともに歩いていたその背後に何人かの気配がしたが害意は感じないので見過ごしていた。
そして案の定、別荘の鍛冶場で鉄を打っていたら上がなにやら騒がしいので、俺はまだ体が炉の熱で冷え切っていなかったので上半身はなにも着ないで上がっていったら突如黄色い声が上がった。

「…なにごとだ?」
「そ、それより士郎さん! なんで上半身裸なのよ!?」
「ああ、アスナ。これか? ずっと鍛冶場で炉を前に鉄を打っていたからまだ熱が体にたまっていたのでな。申し訳ない、すぐに上を着よう」

俺は鍛冶場の隣にある休憩室から上着を持ってきてすぐに着た。
そこにネギ君や姉さん達もやってきたので俺は一段落も着いていたので休憩することにした。

「それより士郎さん…」
「なんだ、刹那?」
「先ほどの士郎さんの体に刻まれていた弾痕、刀傷、擦過傷…他にも「…そこまでだ、
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