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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
036話 衛宮士郎の久々の休日(?)
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イフをとても有効活用させてもらっているよ」
「私の刀も研ぎ直してもらった後に使わせてもらいましたが切れ味が抜群に飛躍していたのでとてもよかったです」
「それはよかったですよ。魔的付与も追加しておきましたから妖怪には驚異的だったでしょう?」
「ええ。感謝するわね、士郎先生」
「それより士郎君。一度君の鍛冶場兼工房を見せてもらえないかな?」
「な、なぜですか…?」
「いや、どんなものかとね。興味本位だと思っておいてくれないかい?」
「まぁ別に構いませんけど一つ注意を…乱雑している剣や槍、防具には一切触れないようにお願いします」

三人は正直に頷いたので中に案内した。
相坂は少し苦しそうだったので今は表の方で待機中だ。離れても憑かれていることには変わりないのだから大丈夫だろう。
そして案内したらしたで三人はそれぞれ思っていることは違うだろうが驚いていた。

「これは…すごいね。工房内が外からは分からなかったけどたくさんの武器で飾られている」
「それに一つ一つの武具がそれぞれ配置によって違う役割をしているようだな?」
「そしてすべてに魔力が籠められていて一般のものと比較できないものがたくさんありますね。入ったときの違和感はこれだったのですか」
「ええ。さすが目が利きますね。きっと俺が招かなければ強硬手段をとらない限りは入ってこられないでしょうね?」
「そのようだね…。でも魔法世界でもこれほどの鍛冶場はそうはないだろうと思う。これなら士郎君の作品が軍に配備されるかもという学園長の冗談も納得できてしまうなぁ」
「学園長がそんなことをいっていたのか? 高畑先生」
「さすがにそれはないのではないでしょうか…?」

三人して学園長のいっていることは冗談だろうと口々にいっているが…
…すみません。それ、わりと本当のことなんですよ。
証拠に学園長から渡された首都・メガロメセンブリアからの直接依頼の書き出しを見せたら三人は絶句した。

「す、すごいですね…」
「ああ、まさかこれほど有名になっていたとは驚きだ」
「俺自身も驚いているんですよ。まさかただの試作段階のものを送っただけでこれだけ好評価を受けるとは思っていませんでしたから」
「士郎君。ちなみにその試作はここにはもうないのかな?」
「最初の一振りの作品だけなら…これから大量生産しなければいけませんから残してありますよ」
「ぜひ見せていただけませんか!?」

刀子先生がすごい剣幕で近寄ってきたのでちょっと後ろに引きながらもその作品である剣、槍、ランスなどを工房の鍛冶場に置いてあるところから持ってきた。
それを見せた途端、三人の顔は真剣なものになった。
どうもやはりこちらのものには興味があるらしく何度か振ったりしてどういったものか試している。

「ふむ、確かに
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