036話 衛宮士郎の久々の休日(?)
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て俺の背中にとり憑いた。ふっ…この程度の圧力ならまだ遠坂のガンドの方が強烈なのだよ?
それから相坂とともに学園都市の探索が始まった。
そして探索途中で南の島に行ったものだと思われた龍宮と出会った。
「やぁ士郎さん。休日だと言うのに見回りとは感心するな」
「別に…ただ今は暇だから連れと一緒に学園を探検中なだけだよ」
「連れ…? 見た所一人のようだが……いや、なにかにとり憑かれているみたいですね?」
「まぁな。別に俺から了承したのだから害意はないから安心しろ」
「しかし、私にも見えないものが士郎さんには見えるのかい?」
「そういえば龍宮も魔眼持ちだったな。俺の場合、酷使した結果だから」
「なるほど。刹那が言っていた目の事ですね?」
「ルームメイトだから話は聞いたのか」
「はい。なんでも私ですらスコープ越しで2キロがやっとだというのに裸眼で4キロ見渡せるとか…士郎さんはもう人間の枠に納まっていませんね」
「失礼だな。これでも人間やっているつもりだ」
「ふふっ…それはすみません。ああ、そうそう。もしそれが厄介だったら依頼してくれれば祓いますよ?」
「待て待て。本当に平気だからその魔眼を光らせるな…」
「そうですか。では私は失礼しますね」
龍宮は遠ざかる間に一瞬だけ俺ではなく肩にいる相坂に向けて視線を向けたがそのまま立ち去っていった。
『こ、怖かったですー…あの人も私のことを少しですが気づいていたみたいですね』
「そうだな。あいつは依頼金があればなんでも引き受けるから相坂も注意しといたほうがいい。さて、気を取り直して次行くとするか」
『はい』
それであらかた回って最後に着いた場所は寮の近くの表向きは非営利の鍛冶場で俺の工房でもある場所だった。
せっかくなので相坂なら別に見せても大丈夫だろうと思い中に入れたのだが、
『な、なんかこの部屋の中はいっぱい武器がありますね?』
「ああ。武器を結界代わりにして一般人が入ってこれないようにしてあるんだ」
『結界とかよくわかりませんけどすごいですねー…』
「ちなみにむやみに触らん方がいいぞ?ここにある武器達はほとんどが霊的存在にも作用するものがあるから相坂でも危険だ」
『え゛!? は、はい…気をつけます!』
そのとき、ちょうど常連の客が入ってきたようだ。
行ってみるとカウンターにはガンドルフィーニ先生、刀子先生…それとタカミチさんも一緒にいた。
「どうしたんですか、こんな大人数で? 今日は学園長からは依頼は受けていませんけど」
「なに、士郎君の名が魔法世界に知れ渡ったと学園長に聞いたんで祝いに来たんだよ」
「さすが学園長だ。もう通達しているとは…」
「まぁ衛宮の作る作品は目を見張るものがあるからな。私も衛宮の作ったナ
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